【留学】30代半ばからの留学 まとめ11 リーディングについて

今日はリーディングを伸ばすために自分がやったことを書きます。

基本的には単語力を伸ばすことでリーディング力も伸びていきましたが、精読・多読を取り入れることによってさらに理解スピードがあがったような気がします。

ちなみにIELTS対策でよく語られる「Skimming、Scanning」はあまり役に立たないと思っています。

基本は単語力

ひたすら単語を覚えていけば、英文は分かるようになります。もちろん文法を知っている必要がありますが、リーディング力改善の大きなポイントは、どれだけ単語を知っているかだと思います。

自分は語彙力のところでも触れましたが、単語帳は使わず、リーディングの練習問題や日々の授業などで出会う単語をとにかく覚えていきました。念のためと思って持って行ったIELTS用の単語本は、IELTS対策コースを取っていた時でさえ開きませんでした。

そうやって覚えていく利点はやはり文脈が分かることでしょう。単語の使いどころが分かれば、スピーキングやライティングだけではなく、リーディングでも文脈と言葉選びがぴったりハマっていたら理解スピードも速かったです。

また、ぼんやりとしか覚えていない単語でも、どんな時に使う単語なのか、ネガティブな意味なのか、ポジティブな意味なのかぐらいが分かっていればそれでいいときもあります。

精読・多読

IELTS対策コースを取っていたときに取り入れたのが精読・多読です。インターネットで調べた方法を真似したんですが、どこから引っ張ってきたのか忘れました。

精読

精読は英文を徹底的に読み通すことです。一文一文丁寧に解釈していきます。分からない単語を調べた上で、文の構造を鉛筆で可視化していきます。

どういうことか写真でお見せすると

  • ピリオドでスラッシュを入れる。
  • 動詞(または句動詞)を〇で囲む。助動詞、進行形も含む。
  • andやbut、althoughやbecauseなど、節(主語と動詞を含む、文の一部分。clause)をつなぐ接続詞を□で囲む。
  • 写真の中の「As always,」のような、明らかにメインの部分から独立した句(主語・動詞を必ずしも含んでいない部分)を[ ]で囲む。
  • 「There is ~~」「There are ~~」という構文では下線を引く。
  • 関係詞節は( )で囲み、何を修飾しているのか矢印で示す。

などです。他にもいっぱいあります。ちなみに赤のマーカーは分からない単語、黄色や緑はその時々によって使い方は違います。

これらのルールは自分で作りました。マークの入れ方は自分の感覚で決めています。

可視化ルールのポイント

構造が複雑な文を読んでいると、どこまでが主語で、どこがメインの動詞で、何が従属節なのかが分からず、構造を掴むのに数秒、長いときで10秒ぐらい取ってしまいます。この可視化は後の多読のためなので、複雑な構造を持つ文を一目見ただけでその構造が分かるようにするのがポイントです。

ピリオドでスラッシュを入れるのは、1つの段落がいくつの文を持っているかはっきりさせるためと、1つの文がどれぐらいの長さなのかを可視化するためです。

動詞に〇を付けるのは、フォーマルな文章では主語も目的語も長くなりがちなんですが、動詞は基本的に1単語で、助動詞なんかを含めても数単語で終わります。動詞に〇をつけることで、その前が主語、その後ろが目的語であることを可視化させます。

接続詞を□で囲むのは、実質そこが文の切れ目になっているからです。□の前と後では、ピリオドこそ無いものの、違う文だと認識して良いということです。

そういった感じで、自分にとってどういう風にマークを入れれば文の構造が一目で分かるかを考えてルールを作ればいいかと思います。

多読(精読したものを読む)

多読とは、こういう細かいことをしないで大量に文章を読んでいくことですが、自分は精読した文章を多読していました。

ひたすら何回も読みます。IELTSに出てくるような文章だと、1記事大体5分~7分で読みます。1回のテストで3記事読むので大体15分~20分。1回~2回のテスト分を日課として読んでいました。

毎回新しい文章を読んでると精読が追い付かないので、同じ文章を数日の間何回も読むことになります。これがリーディングの伸びに繋がったと思います。同じ文章を読んでいると、複雑な構造の文でも次第に慣れてきます。そうすると新しい文章を読んでも構造をとらえるスピードが少しずつ上がってきます。

また、新しい単語も文脈で覚えられるようになり、さらにはそういう難しい単語をライティング・スピーキングでも使えるようになってきました。

多読(それ以外)

初めての文章をただただ読み散らかすこともしてました。主にはインターネットのニュース記事を毎日読んでいましたが、Young Adult向けの本も読みました。日本で言うライトノベル的なものですかね。児童向けではなく、かといって大人向けでもない本。

ニュースでは単語を調べて覚えるようにしていましたが、本は完全に娯楽として読んでいたので、どうしても分からないとストーリーが追えない単語以外は無視していました。そんな読み方でリーディング力向上に役に立ったのかは不明ですが、すでに知っている単語の復習には役立ちました。

SkimmingとScanningについて

IELTSのリーディング対策としてのテクニックとして必ず紹介されるのがSkimmingとScanningです。実際通っていた語学学校でも、先生一押しのテクニックとして練習させられましたが、人によって合う合わないがあり、自分には全く合いませんでした。

Skimmingはできる限り早く全ての単語を見ていくテクニックです。分からない単語があっても無視して、どんな単語が使われているかをざっと見ていきます。そして見えてきた単語から段落ごとの大意を掴んでいきます。「各筋肉の使われ方」など数単語で表される程度でよいということです。

Scanningは、Skimmingで得た大意を象徴するような単語をざっと探し、マークします。Scanningは探す対象となる単語が分かっていないとできないので、必ずSkimmingの後に行います。もしくは、問題を先に見てキーワードとなるであろう単語を探すときに使います。

実際のところこれらのテクニックは非常に難しく、完全に英文を読みなれているネイティブならともかく、第二言語として勉強しているノンネイティブには、自分が掴んだ大意に信頼がおけません。本当に正しいかどうか常に不安が付きまといます。また、リーディングの問題には、これらのテクニックが有効なものもありますが、そうでないものもあります。そういう問題に対しては、逆に精読していないことがネックになりスコアを落とすこともあります。

結果として、リーディングスコアが低い人はSkimming・Scanningを使っても低いまま、高い人もこれらを使っても劇的に改善されるわけではないみたいでした。時間短縮にはなりますが、余った時間でどうするのかと言われたら、精読するしかありません。精読するなら最初からしとけって話です。

IELTSはテクニックで何となるような試験ではありません。だからこそ信頼性の高いテストとして世界中の大学や移民の条件に使われているんだと思います。

まとめ

リーディングは語彙力と、文の構造をとらえる速さがポイントです。単語をひたすら覚えて、精読・多読を繰り返した結果、IELTSのリーディングは7.5に届きました。実際インターネットのニュース記事やブログなどは、特にストレスを感じずに読めます。読む時間は少しかかってしまいますが、情報の仕入れ先を日本語に限定しなくてもよくなったことは嬉しい変化です。

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