【留学】30代半ばからの留学 まとめ10 リスニングの伸ばし方

英語基礎力(Vocabulary、Grammar、Pronunciation)の次は英語4技能(Listening、Reading、Writing、Speaking)について書いていきたいと思います。今日はその中のリスニングについてです。

実はリスニングは4技能の中では苦手な方なので僕の方法が絶対だとは思っていないんですが、その分試行錯誤はたくさんしました。それに昔の自分と比べると、リスニングは確実に伸びたと思っています。

今回はどう考えて、実際どう伸ばしたのかと、なぜ自分はリスニングが苦手なのかの自分なりの答え(言い訳?)を書いてみようと思います。

シンプルに考えてみる

リスニングができるというのはどういうことかと言うと「口から発せられた音を、意味のある文(または文章)としてとらえられる」ということです。

ここで大事なのが、「音と文字の対応」なんですが、英語ではlinking(子音で終わる単語と母音で始まる単語が滑らかにつながること)だったり、省略される音(例えば”I went to the library.”のwent toは実際はカタカナで書くと「ウェン トゥ」となり「ウェンt トゥ」ではなくなります。)や変化する音(internetはカタカナで書くと「イナネッ」と発音されたりすることもあります。いつもではありませんが。)などがあったりして、なかなか難しかったりします。

リスニングが難しく感じるのは

リスニングの難しさの原因は無意識のうちに「文字から音を想像しているから」だと思います。

例えば How are you doing? は「ハウ アー ユー ドゥーイン?」と想像できますが、実際の日常会話ではもっと早く「ハァ(ュ)ドゥィン?」となったりします。慣れてなかったら「ハドゥイン?」と聞こえて「えっ?ハドゥインって何?」みたいになります。

要は知らない音は文字に変換できないということです。

リスニングを伸ばすためには

ところが、しばらくすると慣れてきて「ハドゥイン?」と聞かれると「あ、How are you doing?と聞かれているんだな」と分かって来たりします。

これは耳の分解能が上がったというより、「音→文字」の流れで覚えたからです。「ハドゥイン?=How are you doing?」を、音をベースにして覚えたからです。

「How are you doing?=ハウ アー ユー ドゥーイン?」を「文字→音」とすると、「ハドゥイン?=How are you doing?」は逆の「音→文字」です。

この「音→文字」を意識するとリスニングは伸びます。音を覚え、それを文字に対応させる作業を繰り返すわけです。

音を覚える

音を覚えるとはどういうことでしょうか。これはVocabularyについて書いた記事でも触れましたが、覚えるというのは「何も見ずに正しく言える」ということです。

頭の中に音が正しく保存されているかどうかは、実際に言ってみることで確認できます。実際は口が上手く動かなかったりして、完全に同じ音を再現できないことが多いですが、そうしようと試みることで、強烈に音を意識し、記憶に残りやすくなります。また何度もチャレンジするとそのうち口が動くようになり、同じ音を再現できるようになります。

しかし、音声を聞いた後で同じことを言うというのは非常に難しいです。日本語でも誰かが何かを言っているのを聞いた後で、一言一句全く同じことを言うのはとても優れた記憶力が必要になります。

具体的な方法

よって、どうすれば良いのかというと、ずばり発音の記事でも述べたシャドーイングと、そこまで時間が取れないときの「3段階リスニング」です。

シャドーイング

元々シャドーイングはリスニングを伸ばすための方法です。音声を聞いて直後に同じことを追いかけるようにして言うと、脳みそは口を動かさないといけないため音を非常に注意深く分析し、口の筋肉への命令に変換します。そうして、ただ流し聞くよりも深く音を意識することになります。

聞いた直後に言うので長期記憶になるかと言われると微妙に思えますが、実際シャドーイングでは言えるようになるまで練習するので何回も聞いて言う練習をしているうちに音を覚えます。

これで、何を意味しているのかをセットで覚えるようにすれば理想的です。実際イディオムやことわざのような決まった言い回しでない限り、全く同じことを聞くことはほぼ無いんですが、似てる音に反応できたり、音の省略・変化にもついていけたりするようになります。

3段階リスニング

シャドーイングは実際時間がかかります。30秒の音声をシャドーイングするのに1週間かかったりします。でもCambridgeやIELTSなどのテスト対策を始めると、1回30分のリスニング練習を2~3回したりして色んな音声を聞くのに、ずっと30秒の同じ音声に固執していいのかな、なんて思ったりします。

そんなときは、3段階リスニングです。自分が勝手に命名しました。

  • 第1段階・・・普通に聞く。何を言っているのか分からない部分があっても良い。
  • 第2段階・・・スクリプトを見ながら聞く。分からないところはその文だけシャドーイング。
  • 第3段階・・・完全に何を言っているのか分かった状態で、何も見ずに聞く。流し聞きで何回聞いても良い。

要は音→文字の流れを作ればいいんですが、シャドーイングは口の筋肉が動きに慣れていないという問題があるので、せめてダイレクトに「聞いて、意味をとらえる」というところに集中するわけです。第3段階では流し聞きで料理している最中にずっと聞くという方法も有効です。

ただ、テスト用の音声は何回も聞くにしてはつまらないものが多いので、自分はコメディドラマの音声を取り出して流し聞きしていました。その場合は全体の長さが20分以上あり、分からないところも多くなるので、第2段階からシャドーイング無しでとりあえず意味を理解して、何回も流し聞きしていました。しばらくして「この部分だけ何回聞いても本当に何言ってるか分からない」というところが限定されてきたら改めてそこだけシャドーイングするやり方でした。

とは言えリスニングは苦手

最終的にはIELTSで6.5を取るまでに伸びましたが、実際リスニングは苦手です。言い訳っぽくなりますが、自分は何かを学ぶとき、圧倒的に視覚に頼るタイプなので、音をベースとするやり方はなかなか頭に入ってきません。

どういうことかと言うと、これは語学学校の授業でやったんですが、人間は聞いて学ぶ人、見て学ぶ人、触って学ぶ人の3タイプに分かれるそうです。自分は見て学ぶタイプなので、目で見える文字に頼りがちで、音で学んだり、音そのものを学ぶことには向いていないっぽいです。

加えて、リスニングにおいてはっきり聞き取れた部分とよく分からない部分が混在すると、無意識的に「分からない」という判定をするようで、聞き取れた部分だけで全体の意味を推測するというのがどうも苦手なようです。あいまいな情報だけで判断しないという、元数学教師の根性が出てしまうんでしょうか。

リーディングでも同じことは起こりますが、リーディングは圧倒的な単語力でゴリ押しすることができるようになりました。単語を暗記するときに視覚に頼ることができたからだと思っています。上で書いたようにリスニングも色々考えて努力したんですが、音はどうも苦手なようでした。

ただ、伸ばす方法として自分がやってきたことはそんなに間違ってはいないんじゃないかと思っています。

まとめ

「How are you doing?だからハゥ アー ユー ドゥーイン?と言ってるはずだ」という無意識の誤解をやめて、聞こえた音をそのまま覚え、それに意味をリンクさせていくことが大事です。

その方法として、シャドーイングは有効でした。ただ、時間がかかりすぎてしまったので、3段階リスニングも組み合わせてリスニングを伸ばしていきました。

自分としてはリスニングは苦手な方でまだまだと感じていますが、今のところニュースが聞き取れるぐらいにはなっています。

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