【留学】30代半ばからの留学 まとめ9 発音の練習

今日は英語基礎力(Vocabulary、Grammar、Pronunciation)のうち、Pronunciation、つまり発音について書いていこうと思います。

自分は語学学校では「発音が上手だ」と言われていたほうです。でもこれは留学に行って英語に囲まれたからでも、もともと才能があったからでもありません。

そもそも留学に行ったら発音がきれいになるなんて幻想です。練習しないときれいになりません。練習は日本でもできます。

発音とは

そもそも英単語を発音するとは、どうすることなのか。

例えば「something」の発音は/ˈsʌmθɪŋ/です。(Longman English Dictionaryより)

sを発音し、

ʌを発音し、

mを発音し、

θを発音し、

ɪを発音し、

ŋを発音し、

sʌmにアクセントを置くようにすれば正しい発音ができます。ただそれだけです。じゃあどうすればsを発音することができるのか。ʌは?mは?

そこです。

それぞれの発音記号は「どのように口を作り、どのように舌を置き、どのように息を使い、歯・唇を使うのか使わないのか、喉はどうするのか」が一つ一つ決まっています。それを練習して、パッと口、舌、息を正しく組み合わせられるようになれば発音はきれいになります。

どうやって発音方法を勉強・練習したのか

発音の基礎

自分の場合は、「英語耳」という本で勉強しました。

有名な本なので知っている人もいるかもしれません。これは元々はリスニング改善のために買ったんですが、内容は思いっきり発音練習です。

アメリカ英語をベースにしていて、イギリス英語が使われているオーストラリアに渡った時に少し矯正されましたが、基本的には同じです。

別にこの本でなくても、発音記号一つ一つに発音方法の解説を付けている本だったら何でもいいと思います。とにかく口の中がイラストで解説されていて、どういう風に口・舌を動かせばいいのか、どういう風に息を使えばいいのかがちゃんと分かることが大事です。

留学に行く前にこの本で発音を練習していました。どれぐらいの期間だったのかは忘れましたが、半年ぐらいはやってたと思います。オーストラリアに渡ってからも3ヶ月ぐらいは継続してやっていました。

発音の応用

英語耳を進めていき、「自分で題材を見つけて繰り返せ」という段階まで来たときに、歌を使った練習とシャドーイングを取り入れるようになりました。

歌は学校の午後のアクティビティに「英語の歌を歌おうぜ!」的なものがあったんですが、それに積極的に参加してネイティブの自然な発音を練習していました。歌なので歌っていると気持ちいいですし、繰り返しても飽きません。スクリプト(というか歌詞)も、どんな曲でも絶対見れます。

シャドーイングはリスニングの練習法としてこれまた有名なんですが、やっぱり発音の練習にもなります。やり方は調べればたくさん出てきますのでそちらを参照してください。

ちなみに自分のシャドーイングのペースは、最初のころは30秒の音声をシャドウイングするのに1週間はかかっていました。今は、音声の速さにもよりますが30秒進めるのに4日ぐらいですかね。やっぱり時間はかかりますが、上達した感じはあります。

発音は本当に大事なのか

「発音は下手でもいいから、まずすらすら喋れるようになりたい」という人が少なからずいると思いますが、まず一通り発音方法を身に付けてからでないと、英語力が頭打ちします。

ウチの学校でも、発音を矯正しないまま上位クラスに上がってきた人が(国籍を問わず)居ましたが、そこまで来てしまったら逆に発音を直すのは難しいです。しかも、クセの強い発音だとコミュニケーションに支障をきたすし、もっと言えばCambridgeやIELTSでは発音も採点対象です。しばらく勉強してきて英語力が上がり、いざ試験を受けようかというときに発音がネックになっていた人もいました。

さらに言えば、自分が発音できない音はリスニングでも聞き取れないです。これは先の「英語耳」の受け売りでもあるんですが、全くその通りだと思います。発音はリスニングにも影響してきます。リスニングに問題があれば、コミュニケーションにも問題が発生します。

極めつけは、英語でコミュニケーションする相手はネイティブとは限りません。ノンネイティブの人と、さらには英語力がまだまだの人とも話をすることがあります。そういう人たちに自分の意見を伝えるためには、発音はできる限りクリアである必要があります。

逆に発音がきちんとしていればスピーキングが伸びるのはもちろん、リスニングのスコアも伸びますし、見たことのない単語でもスペルが分かったりしますし、また、発音をしっかり覚えておけばスペルミスも改善します。LとRの違い、BとVの違い、SとSHとTHの違いを意識して発音を覚えていたらスペルでも間違えることはありません。コミュニケーションでも発音がクリアであれば誤解は生じにくいです。

「きれいな発音でかっこつけようとは思ってないし・・・」とか言ってる場合ではありません。海外の人とコミュニケーションをとるために英語を勉強するなら発音は絶対です。

英語の発音は習得できるものなのか

発音練習は英語を身に付ける上でとても大事なのに、重要視されてなかったり敬遠されたりしている印象があります。そうじゃなかったらいいんですが。

はっきり言ってネイティブ並みの発音を身に付けるのは、しかも大人になってからだと、非常に難しいと思います。実際僕は発音がクリア(clear、はっきりしている)と言われただけで、ネイティブの様だと言われていたわけではありません。ネイティブの発音とはちょっと違うけど、ネイティブにとって分かりやすかったんだと思います。

発音の練習はスポーツの練習に例えられると思います。ネイティブやネイティブのように喋れる人たちをプロとして、練習すれば誰でもプロになれるわけではありません。でも練習すれば全く練習していない人と比べて上手くできるようになります。見よう見まねで練習するより、ちゃんとやり方を習って練習する方が上達します。でも、やり方が分かっていても上手くできるとは限りません。毎日の練習を欠かさない人だけが、遅かれ早かれ上達していきます。それでもプロになれるとは限りません。

プロにならないとダメですか?そんなことは無いはず。野球でもテニスでもダンスでも、プロじゃなければ意味がないなんてことないですよね。プロほどじゃなくても上手い人は上手いし、誰でも練習すればある程度は上達するし、練習しない人は上達しない。発音も同じです。

ネイティブ並みの発音が習得できるのかと聞かれれば「難しい」と、でも正しい発音方法を練習し、コミュニケーションに問題の無いレベルまで上達していけるかと聞かれたら「絶対できる」、これが僕の答えです。

まとめ

英語の発音はとても難しいものですが、英語基礎力のうちの一つとして言われるぐらい、英語力の基礎となります。

練習せずに放置すればするほど取り返しのつかないほどの差になっていきます。逆に、スポーツのようにコツコツ練習を重ね、長い期間をかけてゆっくりと上達していけば、英語力全体の底上げにつながってきます。

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