【留学】30代半ばからの留学 まとめ8 英語文法について

次は英語基礎力(Vocabulary、Grammar、Pronunciation)のうちのGrammarについて書こうと思います。と言っても、大学受験期に勉強して以来そんなに意識して勉強することはありませんでした。

英語習得を目指す人はそんな人が多いんじゃなかろうかというのが僕の意見です。語学学校でも「日本人の英文法の知識は素晴らしい」という見方が一般的でした。

今回は「どの程度文法を知っていれば良いか」「留学先で勉強して気付いたこと」を書いてみたいと思います。

どの程度文法を知っていれば良いか

よく言われるのは「中学校程度の文法で良い」ということですが、大体その通りだと思います。

  • 肯定文、否定文、疑問文
  • 時制(現在、過去、未来)
  • 助動詞(can、must、have toなど)
  • 不定詞、動名詞
  • 関係代名詞

これらが分かっていればまあ十分でしょう。理解するかどうかより、覚えてパッと正しく使えるかが問題です。

しかし、そもそも日本人が英語を喋るときは文法よりも語順が大きな壁になってしまっていて、文法を意識するどころではありません。

文法よりまず語順

これはどういうことかと言うと、例えば南米などスペイン語圏から来た人は、スペイン語と英語の語順(主語→動詞→目的語という順番)が似ていることから、頭の中では単語を変換していくだけでそれっぽく喋れてしまいます(もちろん細かいところは間違ったりするんですが)。

それに対して日本語は、主語を省略したり、動詞は最後だったり、英語では文の最後に来るような単語を一番最初に説明したり(いつ、どこでなど)で、日本人にとって文の最初に何を言うべきなのか分からないし、1単語言えても次に何が繋がるのか一生懸命考えないと分からない。

言語のフレームワークそのものが全く違うので、学校の中で上位のクラスにいる日本人でもSpeakingはしどろもどろだったりします。

英語は語順で意味を伝える

主語→動詞→目的語という語順がちゃんとしてれば、文法が間違っていても伝わります。例えば「昨日は図書館に行った」を英語で言おうとして

I go to the library yesterday.

と言っても、誤解は生まれません。(ちなみにどこが間違っているか分かりますか?)

でも

(えーっと・・・昨日図書館に行ったから・・・)
Yesterday・・・

(図書館って何だっけ・・・)
library・・・

(行った!)
go!

なんて言うと、図書館に足が生えてどこかに行ったような感じに聞こえます。動詞の前は必ず主語なので語順が変わると意味が変わります。(このレベルであればギリギリ「こいつは昨日図書館に行ったのかな」と察してくれますが、libraryとgoの間が開いていると場合によっては命令文ととられて「え?俺に図書館に行けって言ってる・・・?ん?昨日?え?」となるかもしれません)

この語順に打ち勝つことが日本人にとってはなかなか難しいです。主語から考えればいいんだ!なんて簡単な話ではありません。我々にとって母語である日本語は、思考回路にも強烈に結びついているので、これを矯正するのは時間がかかります。

主語→動詞→目的語

これを毎日、毎時間、毎分、毎秒思い出してやっと意識できるようになるけど、「喋れるようになってきたー」なんて気を緩めると一気にぐちゃぐちゃになります。

実は語順は適当でもいい日本語

語順が違うのに加えて、日本語は順番にそこまでこだわらない言語でもあります。言語学者ではないので詳しくはないんですが、先の「昨日図書館に行った」という例文でも

  • 昨日図書館に行った
  • 図書館に昨日行った

という風に順番を変えることができます。これが「昨日本を返しに図書館に行った」となると

  • 昨日本を返しに図書館に行った
  • 本を返しに昨日図書館に行った
  • 昨日図書館に本を返しに行った
  • 図書館に昨日本を返しに行った
  • 昨日本を図書館に返しに行った(ちょっと文の構造が変わってますが・・・)

これらは全て同じことを指しますね。これは「を」とか「に」があるおかげで場所が適当でも役割がはっきりするからなんだそうです。

高校で習う文法とは

随分話が逸れました。とにかく語順が強敵で、文法は中学までの範囲でかなりカバーできるという話です。ここは英語解説ブログではないので細かい項目までは突っ込みません。

では高校で習った文法は何だったのか。あれだけわけの分からなかった分詞構文は無駄だったのかと言いたくなりますが、あれはあれで立派な英文法です。特に論文やニュース記事などフォーマルな英文を読むときに役に立ちます。

元々高校の英語は(言っちゃ悪いですが)大学入試を突破するための英語です。その大学入試では、大学での勉強に必要な英語を身に付けているかどうかを入試でテストします。大学の勉強に必要な英語とは、ずばり海外の論文を読むための英語です。修士や博士では論文執筆にも使います。

海外でそれができたらCambridgeではFCEの上位かCAE、IELTSでは6.5~7.0またはそれ以上のレベルです。語学学校ではIELTSで7.0なんか取ったら優秀生徒として掲示板に貼り出されます。

なので、上位クラスに上がって「今日は文法やるぞー」なんて言われても、中身は高校ですでに習ったものばかりだったりします。簡単だとは言いませんが、習ったことがあるので吸収は早かったりします。もし習った記憶が無ければ、フレッシュな気持ちで受ければいいだけです。

語学学校では文法を「使いこなす」練習を

自分が語学学校で、文法に関して意識したことは、「授業で習った文法を授業内と日常でしっかり使っていく」ということでした。

最初に書きましたが、文法は「使いこなす」ことが大事。そのための最初のステップは「下手くそでもいいから使うこと」です。理解できてても使わなければ使いこなすというレベルには達しません。

特に留学してからしばらくすると英語で喋ることに慣れて、難しい文法を使わなくても十分会話できたりします。その上授業で習う文法は「知っている」ので、練習の必要性は意外と感じにくかったりします。

なので「これまでは使わなくても良かったけど、これからは使っていく!」というつもりで練習することが大事です。

まとめ

日本人にとって、語学学校で習う文法は難しいものではありません。しかし、正しく「使いこなす」という意味ではしっかり練習しないといけません。授業で習ったことを積極的に会話に取り入れて、正しい文法を自然に言えるようにすることが一番の目標になります。

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