【留学】30代半ばからの留学 まとめ13 スピーキングについて

今日は英語4技能の最後、スピーキングについて書こうと思います。スピーキングもリスニングと同じように苦手感がぬぐえなくて、未だによく分かっていません。IELTSでは6.5を取りましたが、どうすれば良いというものは分かりません。

ここでは留学中に僕がやったことを書いていこうと思います。

ただ生活するだけではスピーキングは伸びない

主にスピーキングを伸ばすために留学したようなものでもあるんですが、オーストラリアについてしばらくしてから、ちゃんと考えて行動しないと英語を喋る機会が少ないと気付きました。

  • 買い物ではほとんど英語なんて喋る必要はありません。喋っても定型文だけです。店員と楽しいスモールトークができるなら、それはもう留学して英語を勉強する必要はありません。
  • 最初からシェアハウスに住んでいて、ハウスメイトの生活がバラバラなので、そんなにしょっちゅうは会いませんでした。また、テレビは英語が速すぎて見ないので、リビングに居ることはありません。そもそもハウスメイトの半分以上は日本語が喋れました。
  • また、ホームステイしていた人も、結局コストが高かったりホストファミリーが自分の生活に干渉して来たりして、すぐにシェアハウスに移ることが多かったように思います。
  • 語学学校では、自分は常に英語を喋らないと停学を食らう学校を選びましたが、他の学校に通っていた人に話を聞くと、授業が終われば同じ国同士で固まりがちだそうです。唯一授業内だけ英語を喋るという日もあるそうです。
  • バイトすれば喋る機会はたくさんあると思いますが、日本人は一般的にスピーキングがヤバすぎるので「スピーキングを伸ばしたいからバイトしたい」と思っていくと採用されません。喋れる人が採用されます。もしくは喋る必要のないポジションで採用されます。
  • また、バイトは勉強時間を奪うので、IELTSなどのテスト対策コースに入った時はスコアが伸びずに終わってしまうこともあります。
  • クラスメイトと遊びに行くのも、日本人だと日本語が使える安心感からか誘いに乗ってくれたりするんですが、他の国の人たちはお金のセーブを優先したり、仕事があるからと言ってなかなか捕まえることができません。

このように、はっきり言って何も考えずに生活しているだけでは英語はほとんど喋りません。留学に行ってもイマイチ英語が伸びない人がいるのはこういう事情があるからです。こういうのをひっくるめて「日本人とだけつるむ」と言います。

補足(という名の言い訳)

一応補足しておくと、英語を喋りにいこうとすると結構強烈なストレスにさらされるので、心のバランスを取るために、リラックスタイムは英語を避けるという行動は理解できます。自分もストレスを感じすぎて英語が嫌になった時期があります。

言いたいことが上手く言えない、相手の言ってることが上手く聞けないのに加えて、文化が違うと共通の話題がなかなかなくて黙る時間が増えたり、喋れる人同士で会話が弾んでしまって自分は置いてけぼりなど、かなり辛い時間になったりすることがあります。

そういうことが無い、という人は英語力が十分にある証拠なので、はっきり言って勉強する必要はありません。

英語を喋るために

それでも仕事を辞め、人生がひっくり返るような出費を覚悟してオーストラリアに来たわけですから、何もしないことのある種の恐怖が背中を押してくれました。以下は英語を喋る機会を増やすために学校以外で自分がしたことです。

趣味(ダンス)

趣味は非常に重要です。英語が上手く喋れなくても友達を作ることができます。自分はスイングダンスという、カジュアルな社交ダンスをやっていて、世界中で踊られているダンスです。

https://www.youtube.com/watch?v=itY8WXTaexI

まさにこの会場に行っていました。毎週日曜日4時~6時にバンドのライブがあり、そこにみんなが集まって踊る感じです。好きな人は毎週来ますが、決まっているわけではありません。特定のパートナーがいるわけでもありません。なので色んな人と踊れるようにレッスンを受けて練習をしないといけません。

レッスンが毎週月曜日と火曜日、ダンスイベントは毎週日曜日ということで、結構足しげく通いました。ダンスが上手くなったかどうかは置いといて(笑)、みんなとすごく仲良くなりました。

ここに来るほとんどの人が地元の人で、クラスメイトが地元の人とどうやって仲良くなろうかと苦労している中、自分はほとんど問題なく友達の輪を広げることができました。

英語喋ろう会

ブリスベンでは、英語を喋る目的でみんなが集まる会というのが、各図書館の主催で開催されていました。参加は無料で、予約の必要はありません。シティの中にある図書館では週5回も開催されていて、英語を喋る練習がしたいなと思ったときはよく行ってました。

1回の参加者は50人ぐらいで、5~6人ぐらいのグループを作って適当に会話します。一応図書館の職員から「今日のテーマ」みたいなものとそれに関連するいくつかの質問が印刷された紙を渡されるんですが、別にそれに沿わなくても構いません。英語喋りたい奴らが大部屋に突っ込まれて、ただ喋るだけです。

メリットはやはり気軽に行けて、それなりに喋ることができることです。本当にただひたすら喋ります。仲良くなれば友達になってその後遊びに行くということもあるかと思います。自分はしませんでしたが。

デメリットはレベル分けが全くされないので、喋れる人と喋れない人が混在することです。慣れてない人は喋りたいのに会話についていけない、慣れている人は逆に相手に気を遣って自分の喋りたいレベルでの会話ができないなどにより、日によって当たり外れの差が激しかったりします。

普段の友達付き合いならそんなの問題にするところではありませんが、全員が喋る練習をしに来ているので、どんなレベルであっても練習にならなければちょっとがっかりしますよね。そんな感じです。

ちなみに自分は1回目のIELTSを受けたときにスピーキングが悪すぎて2回目を受けることを決めましたが、対策として喋ろう会に通っていました。ディスカッションがしたかったんですが、どうしても「自分はこうした、あーした、どうだった」など個人的な話をすることが多くて、スピーキングテストのPart3みたいな抽象的な話をすることは少なかったのがもどかしかったです。

オンライン英会話

自分の練習に付き合ってもらうためには、やはりお金を払ってレッスンしてもらわなければ、と考えてオンラインレッスンに申し込むことにしました。

自分が使っているのはフィリピン英会話ネットというところです。ここはチケット制で有効期限は3ヶ月だけど、追加で1枚でもチケットを買えば全チケットの有効期限が更新されて最後の1枚を買ったときから3ヶ月になるということで、比較的自分の都合に合わせて緩く使えるのがいいかなと思ってここにしました。今でも使っています。

半額キャンペーンの今だけ1チケット250円だそうですが、おそらくずっと半額キャンペーンをやっています。講師の写真がたくさん紹介されていますが、僕が登録したときコンスタントに予約が取れたのは1人だけでした。今フィリピンでは、コロナウィルスによるかなり強い自宅隔離政策がとられている影響で、4人の講師が積極的に予約を受け付けています。

自分としては少ない講師数というのは逆にありがたいです。というのも講師が多すぎると毎回「初めまして」から始めて自己紹介で終わったりします。限られた講師と継続的にレッスンすることでお互いのことが分かり、リラックスして喋ることができます。

講師のレベルは十分に高いです。ネイティブではないですが、問題なく喋れるし自分の間違った言い方も直してくれます。オンラインということで、回線のクオリティに依存するのと、どうしてもタイムラグがあるのがネックですが、それでも英語を話すチャンスが得られるというのは大きいです。

バーベキュー

これは喋るためというよりみんなで楽しむためですが、リアルな英会話をする場としても貴重なチャンスでした。公園でオープンにやるので、英語喋り疲れている人は日本人同士で、英語喋りたい人は英語喋るグループで、と住み分けができるのもありがたい点です。

バーベキューの誘いには国籍問わず幅広く誘いに乗ってくれました。自分が企画した場合大体50人には声を掛けます。もちろん仕事の都合がつかない等で全員が来るわけではないんですが、安く済むのと、途中参加でも途中抜けでもいいという気軽さが良かったみたいです。

バーに飲みに行くとうるさくて会話にならなかったりしますが、バーベキューだと屋外なので、雑音に困るということが無かったのも良かった点です。酒を飲みながらしゃべりたいけどけどバーには行きたくないという場合、バーベキューが最高の選択肢でした。

スピーキングを伸ばすとは

IELTSのスピーキングの採点基準に従えば、スピーキングの良し悪しとは

  • Fluency & Coherence・・・流暢さと内容の一貫性
  • Lexical Resource・・・語彙
  • Grammatical range & accuracy・・・文法の範囲と正確性
  • Pronunciation・・・発音

で判断されるわけですが、スピーキングを伸ばすときに一番大事なのは一番最初のFluency & Coherenceだと思います。

もちろん他も大事なんですが、語彙や文法はリーディングやリスニング、ライティングを練習することでも改善されます。また発音は一人で練習できるので、まだ何とかなります。さらに、発音はリスニング対策にもなります。

でもFluency & Coherenceだけはスピーキングにしかなく、相手がいないと練習することもできず、良し悪しの判定は自分ではなかなかできないところです。

さらにFluency & Coherenceの中身を分解してみるとこうなります。

  • Active vocabulary・・・会話の中で自由に使いこなせる語彙。これは単語を暗記するだけでは伸びず、使っていかないと定着しない。
  • Confidence・・・自分のスピーキングに対する自信。これが低いと、正しいことを言っても合ってるかどうか不安になり、よく詰まる。
  • Comprehension・・・相手の言ってることに正確に返答するための理解力。相手の意図を瞬時に汲み取り、違和感を与えない返答をする力。リスニングと似ているけど少し違う。

これらを改善することがポイントだと思っています。

ただ、ここまで特定はできたんですが残念ながらこれらを改善する特定のテクニックは分かりません。これらを意識してオンライン英会話で練習しているんですが、改善されているのかいないのかよく分かりません。喋りまくる以外に何か効果的な方法を知っている人は教えてください。

まとめ

スピーキングはとにかく喋る機会を増やすしかないと思っています。たとえ留学したとしても意識して喋っていかないと、学校に通う以外ははっきり言って日本にいるのと同じです。英語を喋る場面へのアクセスが非常に簡単ではあるものの、じっとしてるとそのチャンスはやってきません。

【留学】30代半ばからの留学 まとめ12 ライティングの伸ばし方

今日はライティングについて書きます。実は語学学校の先生から「お前はライティングが一番の強みだ」と言われるぐらいでした。(IELTS本番では6.0~6.5と、スコアがそこまで褒められるほど伸びませんでしたが。)

ライティング・スピーキングは日本人にとって非常に苦しむ部分だと思いますが、ライティングの難しさはずばり「アイディア」だと思います。実際自分もそれに苦しんだし、クラスメイトも同じでした。それをどう克服したのかを書いていこうと思います。

何を書けばいいのか

例えばということでネット上で適当にIELTSのライティングタスク2のサンプルを拾ってきました。

Women are better at childcare than men therefore they should focus more on raising children and less on their working life.

To what extent do you agree or disagree with this statement?

どう書きますか?これについて250語以上書かないといけないので、大体4つぐらいネタを用意しないといけません。プランニングは最大10分かけられますが、早ければ早いほどいいです。

僕なら、以下のポイントについて書きます。全体のスタンスとしては「disagree」です。

  1. 母親が子どもに与える影響は確かに大きいが、父親にできないこともなく、また父親が子どもに与える影響も良いものである。
    • 一般的に女性はマルチタスクが得意であり、家事や子育てに向いていると言われているが、男性でも慣れたら問題なく家事・子育てをすることができる。
    • もし子どもが男の子であれば、父親は息子と共通する趣味など、よい関係を持つことができる。これは母親と娘の関係性と同じであり、どちらが優れている・劣っているという問題ではなく、どちらも良いものである。
  2. 女性が働くことは、社会に非常に良い影響を与える。
    • 例えば化粧品やエステなど、美容に関係する産業は小さくなく、国の経済に大きく貢献している。このような業界では女性の着眼点は非常に重要である。
    • また、女性が家庭にこもらず社会に出れば、社会における女性の存在感が増し、政治でも性別の偏らない様々な人たちのための政策が出されるようになる。結果として誰に対しても住みやすい国へと発展する。

これにIntroductionとConclusionを付ければライティングは完成です。これを読んでいるみなさんはどう書きますか?アイディアなので英語でなくてもいいです。

ここでは正しいか間違っているかというより、意見の組み立てがちゃんとしているかどうかが大きなポイントになります。IELTSで9.0を取るような内容ではありませんが、これをちゃんと英文に直し切ることができたら7.0は取れるんじゃないでしょうか。

「父親と娘の関係はどうなるんだ!」「美容以外の産業はどうするんだ!」なんて言ってるとアイディアが出せません。所詮250語~300語程度の簡単なエッセイであり、書けることは限られています。プランニングにかけられる時間も限られています。数ある視点の中から「例えば」「もし」ということで一部を抜き出した、という風を装えばいいんです。

実際には、このプランニングで書き進めても、文法や言葉選びを間違えたり、「うっ、この表現英語でどう言うのか知らない」となり別の言い方で回避しているうちに論理的でなくなったりして点数を落としたりします。それでもどんなに悪くても学校の模擬テストで6.0を切ったことはありません。

しかし、今でこそこうやってアイディアを出せますが、ライティングを練習し始めたころはこういうアイディアすら出せませんでした。もちろんアイディアが無ければ書くこともできません。最初のころはライティングは一番苦手な分野でした。

アイディアが浮かぶようになるまでにしたこと

どういう風にライティング対策をしたのかと言うと、ずばりサンプル答案を丸覚えです。またリーディングで覚えた使えそうな単語・フレーズも覚えてライティングに取り入れるようにもしました。

サンプル答案丸覚え

何も見ずにいきなりライティング練習をすると書けなかったんですが、ある時、サンプルを見ながら書くとどういう流れで書いていけばいいのかが分かり、何となくアイディアも浮かんでくることに気付きました。

そこで「サンプルを頭の中に突っ込んどけば、テスト本番でも書けるやん」と考えました。自分は暗記が得意だということも、この発想に至った要因の一つです。

僕がライティングに取り組み始めたのはCambridge英語検定対策コース(受験レベルはFCE)に入った時からでした。その時は140語から190語までだったので、IELTSよりかは少なくて済み、さらにオピニオンエッセイだけでなく、手紙(フォーマル・インフォーマル)・ネット記事・レビュー・レポートの中から3つが指定され、その中の1つを選んで書いていく必要があったんですが、そのような分類があることで逆に何を覚えれば良いのか明確になった気がします。

例えばレビューだったら、本のレビュー・映画のレビュー・レストランのレビューなんかがあります。なのでその3種類のサンプルをそれぞれ丸覚えしました。フォーマルレターだったら、仕事の面接の応募・サマースクールへの応募・企業や公共団体への質問状といった感じです。

自分はインフォーマルレターとネット記事を切り捨ててフォーマルレター・レビュー・レポートに絞って覚えたので、オピニオンエッセイと合わせて10数個のサンプルを丸暗記しました。

覚え方は、語彙力の伸ばし方でも触れたように、少しずつやっては覚えているかのチェックを毎日繰り返す方法です。ライティングは書いて確認していたので、このころのペンとノートの消費量は半端なかったです。時間が取れないときは声に出して確認していました。

サンプル丸覚えの意外な効能

最初は「サンプルを見ながらなら書ける」という安直な考えだけでどんどん覚えていきましたが、やっているうちに「英語流の物事の表現の仕方」が分かるようになってきました。

例えば、一番最初に覚えた本のレビューのサンプルからの引用です。

“Breakfast at Tiffany’s” grabbed my attention right from the start.

要は「『ティファニーで朝食を』は面白かったよ」といいたいわけですが、日本語では「この本は開始直後から私の注意をつかみ取った」なんて言い方では考えませんよね。でも英語では有効だし、そしてこの本に夢中になったことがシンプルに表現できています。

サンプルを覚えていくことで、このような英語での表現の仕方をダイレクトに学ぶことができ、自分でアウトプットするときも自然と英語流の表現の仕方を使うことができました。

また、前置詞の使い方など細かい文法事項も丸覚えすることでかなりカバーできたように思います。実際Cambridgeでは文法を問うセクションもあり、本番ではそこでほぼ満点を取ることができました。

さらには、複雑な構造を持つ文を丸覚えすることもありましたが、「自分もこれが書けなければいけない」という姿勢で覚えることでそういう構造にも慣れ、結果としてリーディングの理解スピードも上がったようにも思います。

極めつけは、スピーキングで意見を求められるような質問をされたときでも、ライティングとして覚えている内容に近いものであれば、それを参考にして答えることができました。普段あまり使われないような言葉(Less common words)もさらっと言うことができて、ぴったりハマったときはちゃんと言えた安心感から他の質問に対しても落ち着いて答えることができたように思います。

リーディングからの引用

IELTS対策コースに入ってからもサンプルの丸暗記は続けたんですが、それに加えてリーディングで精読・多読をするようになってから「おっ、この表現は使えるな」と発見することが増えるようになってきました。

そのまま文章から抜き出して覚えるか、今まで覚えたサンプルに付け加えたり、置き換えたりして覚えていました。

これはサンプルを大量に覚え、自分自身でも書く練習をたくさんした後だからこそ有効だったんだと思います。最初から一部分ばかりを覚えていても、ライティング全体の組み立て方が分かっていなければ効果的に使えないからです。

意見を考えるときのポイント

これまでは自分のしたこと、つまり実践的な視点で書いてみましたが、少し論理的な観点からも書いてみたいと思います。CambridgeでもIELTSでもエッセイは必ず書かなければいけないので、そこに絞ります。

エッセイでは意見が求められます。その際に押さえておくべきポイントを少し紹介したいと思います。

ゴールは何か

エッセイで求めらる意見というのは、究極的に言うと「〇〇が良い」と言うことです。冒頭のサンプルで言えば「女性は働くことに焦点を当てる方が良い」となります。(実際にはそこまで偏らせず、「性別を限定する必要はない」ぐらいで書くと思いますが)

じゃあなぜ良いのか、を説明する必要がありますが、その説明のゴールはどこでしょうか。つまり、どこまで説明すれば「だからこれが良い」と説明できたことになるのでしょうか。

実際僕がこれで悩んだとき、atsueigoさんの記事が大いに参考になりました。

英作文をサクサクと進めるコツは、常に3つのトピックに関連付けることです。
その3つのトピックとは、

1.お金
2.時間・効率
3.健康

この3つです。常にこの3つに関連づけられないか考えながら文章を構築していきます。驚くほど、英作文が楽になります。

https://atsueigo.com/eisakubuntips/

実際はこの3つに必ず絞られる訳ではないと思っています。語学学校の先生も、説明のゴールについて説明していましたが、その先生はもっと多くのトピックについて説明していました。

僕の出した結論は「文化的な違いを超えて人間が共通して持っている、良し悪しを決める測定可能な基準」が説明のゴールです。一言で言うと「common sense」ですが、一般的な直訳である「常識」とは少し違います。誰もが共通して持っている(common)、良し悪しを決める感覚(sense)です。

その具体例がお金・時間・健康だったりします。お金を無駄に失うのは悪いことであり、出費を抑えたりお金を増やしたりすることは良いことです。同じことをするなら、時間をかけずに済むのは良いことです。健康で長生きすることは良いことであり、病気になることは悪いことです。

ここに辿り着けたら、人々は「なるほど、そうだ」と納得します。お金を失うことが何故悪いのかまで語る必要はありません。つまりここがゴールです。

僕はそこからもう少し範囲を広げても大丈夫だと思っています。例えば「こうすれば福祉がもっと多くの人に行きわたる(→健康)」「たくさんのことをすぐに学ぶことができる(→時間・効率)」「特定の産業、あるいは国の経済全体を発展させることができる(→お金)」などです。こういう感じで終わっても「もっと説明が必要だよ」というダメ出しをもらうことはありませんでした。

ゴールを意識すると、「2~3文でここまで辿り着くためには、こういう書き出しで始めればいいかな」とスタートも決めやすくなります。

大分類を作る

ゴールが分かっても、3つや4つのアイディアを短時間で出すのは結構苦しいものです。そのときに有効なのが「大分類を作る」です。

これは与えられたトピックから1歩だけ踏み込んだ分類を作るということです。再び冒頭のサンプルで言えば「男性が育児をすること」と「女性が社会で働くこと」でしょうか。シンプルに「家庭内の影響」「家庭外の影響」と言えるかもしれません。

こうやって大分類を作ることでアイディアを探す範囲を狭めると、意外とアイディアが見つけやすくなったりします。

大分類は、最初から思いつくならそれでもいいですが、アイディアを1つか2つ出して、それらが属するような大分類を探してもいいです。これは大分類かなと思っていたアイディアが、考えていくうちに小分類になっちゃった、なんてことになっても構わないと思います。

まとめ

ライティングはアウトプットでありながら後から見て修正しやすいし、リーディング、文法、スピーキングにも影響してくるので、英語力向上のキーポイントだと思っています。日本語で「学ぶは『まねぶ』が語源だ」なんて言われるように、サンプル答案を丸覚えするのが一番効果的でした。

【留学】30代半ばからの留学 まとめ11 リーディングについて

今日はリーディングを伸ばすために自分がやったことを書きます。

基本的には単語力を伸ばすことでリーディング力も伸びていきましたが、精読・多読を取り入れることによってさらに理解スピードがあがったような気がします。

ちなみにIELTS対策でよく語られる「Skimming、Scanning」はあまり役に立たないと思っています。

基本は単語力

ひたすら単語を覚えていけば、英文は分かるようになります。もちろん文法を知っている必要がありますが、リーディング力改善の大きなポイントは、どれだけ単語を知っているかだと思います。

自分は語彙力のところでも触れましたが、単語帳は使わず、リーディングの練習問題や日々の授業などで出会う単語をとにかく覚えていきました。念のためと思って持って行ったIELTS用の単語本は、IELTS対策コースを取っていた時でさえ開きませんでした。

そうやって覚えていく利点はやはり文脈が分かることでしょう。単語の使いどころが分かれば、スピーキングやライティングだけではなく、リーディングでも文脈と言葉選びがぴったりハマっていたら理解スピードも速かったです。

また、ぼんやりとしか覚えていない単語でも、どんな時に使う単語なのか、ネガティブな意味なのか、ポジティブな意味なのかぐらいが分かっていればそれでいいときもあります。

精読・多読

IELTS対策コースを取っていたときに取り入れたのが精読・多読です。インターネットで調べた方法を真似したんですが、どこから引っ張ってきたのか忘れました。

精読

精読は英文を徹底的に読み通すことです。一文一文丁寧に解釈していきます。分からない単語を調べた上で、文の構造を鉛筆で可視化していきます。

どういうことか写真でお見せすると

  • ピリオドでスラッシュを入れる。
  • 動詞(または句動詞)を〇で囲む。助動詞、進行形も含む。
  • andやbut、althoughやbecauseなど、節(主語と動詞を含む、文の一部分。clause)をつなぐ接続詞を□で囲む。
  • 写真の中の「As always,」のような、明らかにメインの部分から独立した句(主語・動詞を必ずしも含んでいない部分)を[ ]で囲む。
  • 「There is ~~」「There are ~~」という構文では下線を引く。
  • 関係詞節は( )で囲み、何を修飾しているのか矢印で示す。

などです。他にもいっぱいあります。ちなみに赤のマーカーは分からない単語、黄色や緑はその時々によって使い方は違います。

これらのルールは自分で作りました。マークの入れ方は自分の感覚で決めています。

可視化ルールのポイント

構造が複雑な文を読んでいると、どこまでが主語で、どこがメインの動詞で、何が従属節なのかが分からず、構造を掴むのに数秒、長いときで10秒ぐらい取ってしまいます。この可視化は後の多読のためなので、複雑な構造を持つ文を一目見ただけでその構造が分かるようにするのがポイントです。

ピリオドでスラッシュを入れるのは、1つの段落がいくつの文を持っているかはっきりさせるためと、1つの文がどれぐらいの長さなのかを可視化するためです。

動詞に〇を付けるのは、フォーマルな文章では主語も目的語も長くなりがちなんですが、動詞は基本的に1単語で、助動詞なんかを含めても数単語で終わります。動詞に〇をつけることで、その前が主語、その後ろが目的語であることを可視化させます。

接続詞を□で囲むのは、実質そこが文の切れ目になっているからです。□の前と後では、ピリオドこそ無いものの、違う文だと認識して良いということです。

そういった感じで、自分にとってどういう風にマークを入れれば文の構造が一目で分かるかを考えてルールを作ればいいかと思います。

多読(精読したものを読む)

多読とは、こういう細かいことをしないで大量に文章を読んでいくことですが、自分は精読した文章を多読していました。

ひたすら何回も読みます。IELTSに出てくるような文章だと、1記事大体5分~7分で読みます。1回のテストで3記事読むので大体15分~20分。1回~2回のテスト分を日課として読んでいました。

毎回新しい文章を読んでると精読が追い付かないので、同じ文章を数日の間何回も読むことになります。これがリーディングの伸びに繋がったと思います。同じ文章を読んでいると、複雑な構造の文でも次第に慣れてきます。そうすると新しい文章を読んでも構造をとらえるスピードが少しずつ上がってきます。

また、新しい単語も文脈で覚えられるようになり、さらにはそういう難しい単語をライティング・スピーキングでも使えるようになってきました。

多読(それ以外)

初めての文章をただただ読み散らかすこともしてました。主にはインターネットのニュース記事を毎日読んでいましたが、Young Adult向けの本も読みました。日本で言うライトノベル的なものですかね。児童向けではなく、かといって大人向けでもない本。

ニュースでは単語を調べて覚えるようにしていましたが、本は完全に娯楽として読んでいたので、どうしても分からないとストーリーが追えない単語以外は無視していました。そんな読み方でリーディング力向上に役に立ったのかは不明ですが、すでに知っている単語の復習には役立ちました。

SkimmingとScanningについて

IELTSのリーディング対策としてのテクニックとして必ず紹介されるのがSkimmingとScanningです。実際通っていた語学学校でも、先生一押しのテクニックとして練習させられましたが、人によって合う合わないがあり、自分には全く合いませんでした。

Skimmingはできる限り早く全ての単語を見ていくテクニックです。分からない単語があっても無視して、どんな単語が使われているかをざっと見ていきます。そして見えてきた単語から段落ごとの大意を掴んでいきます。「各筋肉の使われ方」など数単語で表される程度でよいということです。

Scanningは、Skimmingで得た大意を象徴するような単語をざっと探し、マークします。Scanningは探す対象となる単語が分かっていないとできないので、必ずSkimmingの後に行います。もしくは、問題を先に見てキーワードとなるであろう単語を探すときに使います。

実際のところこれらのテクニックは非常に難しく、完全に英文を読みなれているネイティブならともかく、第二言語として勉強しているノンネイティブには、自分が掴んだ大意に信頼がおけません。本当に正しいかどうか常に不安が付きまといます。また、リーディングの問題には、これらのテクニックが有効なものもありますが、そうでないものもあります。そういう問題に対しては、逆に精読していないことがネックになりスコアを落とすこともあります。

結果として、リーディングスコアが低い人はSkimming・Scanningを使っても低いまま、高い人もこれらを使っても劇的に改善されるわけではないみたいでした。時間短縮にはなりますが、余った時間でどうするのかと言われたら、精読するしかありません。精読するなら最初からしとけって話です。

IELTSはテクニックで何となるような試験ではありません。だからこそ信頼性の高いテストとして世界中の大学や移民の条件に使われているんだと思います。

まとめ

リーディングは語彙力と、文の構造をとらえる速さがポイントです。単語をひたすら覚えて、精読・多読を繰り返した結果、IELTSのリーディングは7.5に届きました。実際インターネットのニュース記事やブログなどは、特にストレスを感じずに読めます。読む時間は少しかかってしまいますが、情報の仕入れ先を日本語に限定しなくてもよくなったことは嬉しい変化です。

【留学】30代半ばからの留学 まとめ10 リスニングの伸ばし方

英語基礎力(Vocabulary、Grammar、Pronunciation)の次は英語4技能(Listening、Reading、Writing、Speaking)について書いていきたいと思います。今日はその中のリスニングについてです。

実はリスニングは4技能の中では苦手な方なので僕の方法が絶対だとは思っていないんですが、その分試行錯誤はたくさんしました。それに昔の自分と比べると、リスニングは確実に伸びたと思っています。

今回はどう考えて、実際どう伸ばしたのかと、なぜ自分はリスニングが苦手なのかの自分なりの答え(言い訳?)を書いてみようと思います。

シンプルに考えてみる

リスニングができるというのはどういうことかと言うと「口から発せられた音を、意味のある文(または文章)としてとらえられる」ということです。

ここで大事なのが、「音と文字の対応」なんですが、英語ではlinking(子音で終わる単語と母音で始まる単語が滑らかにつながること)だったり、省略される音(例えば”I went to the library.”のwent toは実際はカタカナで書くと「ウェン トゥ」となり「ウェンt トゥ」ではなくなります。)や変化する音(internetはカタカナで書くと「イナネッ」と発音されたりすることもあります。いつもではありませんが。)などがあったりして、なかなか難しかったりします。

リスニングが難しく感じるのは

リスニングの難しさの原因は無意識のうちに「文字から音を想像しているから」だと思います。

例えば How are you doing? は「ハウ アー ユー ドゥーイン?」と想像できますが、実際の日常会話ではもっと早く「ハァ(ュ)ドゥィン?」となったりします。慣れてなかったら「ハドゥイン?」と聞こえて「えっ?ハドゥインって何?」みたいになります。

要は知らない音は文字に変換できないということです。

リスニングを伸ばすためには

ところが、しばらくすると慣れてきて「ハドゥイン?」と聞かれると「あ、How are you doing?と聞かれているんだな」と分かって来たりします。

これは耳の分解能が上がったというより、「音→文字」の流れで覚えたからです。「ハドゥイン?=How are you doing?」を、音をベースにして覚えたからです。

「How are you doing?=ハウ アー ユー ドゥーイン?」を「文字→音」とすると、「ハドゥイン?=How are you doing?」は逆の「音→文字」です。

この「音→文字」を意識するとリスニングは伸びます。音を覚え、それを文字に対応させる作業を繰り返すわけです。

音を覚える

音を覚えるとはどういうことでしょうか。これはVocabularyについて書いた記事でも触れましたが、覚えるというのは「何も見ずに正しく言える」ということです。

頭の中に音が正しく保存されているかどうかは、実際に言ってみることで確認できます。実際は口が上手く動かなかったりして、完全に同じ音を再現できないことが多いですが、そうしようと試みることで、強烈に音を意識し、記憶に残りやすくなります。また何度もチャレンジするとそのうち口が動くようになり、同じ音を再現できるようになります。

しかし、音声を聞いた後で同じことを言うというのは非常に難しいです。日本語でも誰かが何かを言っているのを聞いた後で、一言一句全く同じことを言うのはとても優れた記憶力が必要になります。

具体的な方法

よって、どうすれば良いのかというと、ずばり発音の記事でも述べたシャドーイングと、そこまで時間が取れないときの「3段階リスニング」です。

シャドーイング

元々シャドーイングはリスニングを伸ばすための方法です。音声を聞いて直後に同じことを追いかけるようにして言うと、脳みそは口を動かさないといけないため音を非常に注意深く分析し、口の筋肉への命令に変換します。そうして、ただ流し聞くよりも深く音を意識することになります。

聞いた直後に言うので長期記憶になるかと言われると微妙に思えますが、実際シャドーイングでは言えるようになるまで練習するので何回も聞いて言う練習をしているうちに音を覚えます。

これで、何を意味しているのかをセットで覚えるようにすれば理想的です。実際イディオムやことわざのような決まった言い回しでない限り、全く同じことを聞くことはほぼ無いんですが、似てる音に反応できたり、音の省略・変化にもついていけたりするようになります。

3段階リスニング

シャドーイングは実際時間がかかります。30秒の音声をシャドーイングするのに1週間かかったりします。でもCambridgeやIELTSなどのテスト対策を始めると、1回30分のリスニング練習を2~3回したりして色んな音声を聞くのに、ずっと30秒の同じ音声に固執していいのかな、なんて思ったりします。

そんなときは、3段階リスニングです。自分が勝手に命名しました。

  • 第1段階・・・普通に聞く。何を言っているのか分からない部分があっても良い。
  • 第2段階・・・スクリプトを見ながら聞く。分からないところはその文だけシャドーイング。
  • 第3段階・・・完全に何を言っているのか分かった状態で、何も見ずに聞く。流し聞きで何回聞いても良い。

要は音→文字の流れを作ればいいんですが、シャドーイングは口の筋肉が動きに慣れていないという問題があるので、せめてダイレクトに「聞いて、意味をとらえる」というところに集中するわけです。第3段階では流し聞きで料理している最中にずっと聞くという方法も有効です。

ただ、テスト用の音声は何回も聞くにしてはつまらないものが多いので、自分はコメディドラマの音声を取り出して流し聞きしていました。その場合は全体の長さが20分以上あり、分からないところも多くなるので、第2段階からシャドーイング無しでとりあえず意味を理解して、何回も流し聞きしていました。しばらくして「この部分だけ何回聞いても本当に何言ってるか分からない」というところが限定されてきたら改めてそこだけシャドーイングするやり方でした。

とは言えリスニングは苦手

最終的にはIELTSで6.5を取るまでに伸びましたが、実際リスニングは苦手です。言い訳っぽくなりますが、自分は何かを学ぶとき、圧倒的に視覚に頼るタイプなので、音をベースとするやり方はなかなか頭に入ってきません。

どういうことかと言うと、これは語学学校の授業でやったんですが、人間は聞いて学ぶ人、見て学ぶ人、触って学ぶ人の3タイプに分かれるそうです。自分は見て学ぶタイプなので、目で見える文字に頼りがちで、音で学んだり、音そのものを学ぶことには向いていないっぽいです。

加えて、リスニングにおいてはっきり聞き取れた部分とよく分からない部分が混在すると、無意識的に「分からない」という判定をするようで、聞き取れた部分だけで全体の意味を推測するというのがどうも苦手なようです。あいまいな情報だけで判断しないという、元数学教師の根性が出てしまうんでしょうか。

リーディングでも同じことは起こりますが、リーディングは圧倒的な単語力でゴリ押しすることができるようになりました。単語を暗記するときに視覚に頼ることができたからだと思っています。上で書いたようにリスニングも色々考えて努力したんですが、音はどうも苦手なようでした。

ただ、伸ばす方法として自分がやってきたことはそんなに間違ってはいないんじゃないかと思っています。

まとめ

「How are you doing?だからハゥ アー ユー ドゥーイン?と言ってるはずだ」という無意識の誤解をやめて、聞こえた音をそのまま覚え、それに意味をリンクさせていくことが大事です。

その方法として、シャドーイングは有効でした。ただ、時間がかかりすぎてしまったので、3段階リスニングも組み合わせてリスニングを伸ばしていきました。

自分としてはリスニングは苦手な方でまだまだと感じていますが、今のところニュースが聞き取れるぐらいにはなっています。

【留学】30代半ばからの留学 まとめ9 発音の練習

今日は英語基礎力(Vocabulary、Grammar、Pronunciation)のうち、Pronunciation、つまり発音について書いていこうと思います。

自分は語学学校では「発音が上手だ」と言われていたほうです。でもこれは留学に行って英語に囲まれたからでも、もともと才能があったからでもありません。

そもそも留学に行ったら発音がきれいになるなんて幻想です。練習しないときれいになりません。練習は日本でもできます。

発音とは

そもそも英単語を発音するとは、どうすることなのか。

例えば「something」の発音は/ˈsʌmθɪŋ/です。(Longman English Dictionaryより)

sを発音し、

ʌを発音し、

mを発音し、

θを発音し、

ɪを発音し、

ŋを発音し、

sʌmにアクセントを置くようにすれば正しい発音ができます。ただそれだけです。じゃあどうすればsを発音することができるのか。ʌは?mは?

そこです。

それぞれの発音記号は「どのように口を作り、どのように舌を置き、どのように息を使い、歯・唇を使うのか使わないのか、喉はどうするのか」が一つ一つ決まっています。それを練習して、パッと口、舌、息を正しく組み合わせられるようになれば発音はきれいになります。

どうやって発音方法を勉強・練習したのか

発音の基礎

自分の場合は、「英語耳」という本で勉強しました。

有名な本なので知っている人もいるかもしれません。これは元々はリスニング改善のために買ったんですが、内容は思いっきり発音練習です。

アメリカ英語をベースにしていて、イギリス英語が使われているオーストラリアに渡った時に少し矯正されましたが、基本的には同じです。

別にこの本でなくても、発音記号一つ一つに発音方法の解説を付けている本だったら何でもいいと思います。とにかく口の中がイラストで解説されていて、どういう風に口・舌を動かせばいいのか、どういう風に息を使えばいいのかがちゃんと分かることが大事です。

留学に行く前にこの本で発音を練習していました。どれぐらいの期間だったのかは忘れましたが、半年ぐらいはやってたと思います。オーストラリアに渡ってからも3ヶ月ぐらいは継続してやっていました。

発音の応用

英語耳を進めていき、「自分で題材を見つけて繰り返せ」という段階まで来たときに、歌を使った練習とシャドーイングを取り入れるようになりました。

歌は学校の午後のアクティビティに「英語の歌を歌おうぜ!」的なものがあったんですが、それに積極的に参加してネイティブの自然な発音を練習していました。歌なので歌っていると気持ちいいですし、繰り返しても飽きません。スクリプト(というか歌詞)も、どんな曲でも絶対見れます。

シャドーイングはリスニングの練習法としてこれまた有名なんですが、やっぱり発音の練習にもなります。やり方は調べればたくさん出てきますのでそちらを参照してください。

ちなみに自分のシャドーイングのペースは、最初のころは30秒の音声をシャドウイングするのに1週間はかかっていました。今は、音声の速さにもよりますが30秒進めるのに4日ぐらいですかね。やっぱり時間はかかりますが、上達した感じはあります。

発音は本当に大事なのか

「発音は下手でもいいから、まずすらすら喋れるようになりたい」という人が少なからずいると思いますが、まず一通り発音方法を身に付けてからでないと、英語力が頭打ちします。

ウチの学校でも、発音を矯正しないまま上位クラスに上がってきた人が(国籍を問わず)居ましたが、そこまで来てしまったら逆に発音を直すのは難しいです。しかも、クセの強い発音だとコミュニケーションに支障をきたすし、もっと言えばCambridgeやIELTSでは発音も採点対象です。しばらく勉強してきて英語力が上がり、いざ試験を受けようかというときに発音がネックになっていた人もいました。

さらに言えば、自分が発音できない音はリスニングでも聞き取れないです。これは先の「英語耳」の受け売りでもあるんですが、全くその通りだと思います。発音はリスニングにも影響してきます。リスニングに問題があれば、コミュニケーションにも問題が発生します。

極めつけは、英語でコミュニケーションする相手はネイティブとは限りません。ノンネイティブの人と、さらには英語力がまだまだの人とも話をすることがあります。そういう人たちに自分の意見を伝えるためには、発音はできる限りクリアである必要があります。

逆に発音がきちんとしていればスピーキングが伸びるのはもちろん、リスニングのスコアも伸びますし、見たことのない単語でもスペルが分かったりしますし、また、発音をしっかり覚えておけばスペルミスも改善します。LとRの違い、BとVの違い、SとSHとTHの違いを意識して発音を覚えていたらスペルでも間違えることはありません。コミュニケーションでも発音がクリアであれば誤解は生じにくいです。

「きれいな発音でかっこつけようとは思ってないし・・・」とか言ってる場合ではありません。海外の人とコミュニケーションをとるために英語を勉強するなら発音は絶対です。

英語の発音は習得できるものなのか

発音練習は英語を身に付ける上でとても大事なのに、重要視されてなかったり敬遠されたりしている印象があります。そうじゃなかったらいいんですが。

はっきり言ってネイティブ並みの発音を身に付けるのは、しかも大人になってからだと、非常に難しいと思います。実際僕は発音がクリア(clear、はっきりしている)と言われただけで、ネイティブの様だと言われていたわけではありません。ネイティブの発音とはちょっと違うけど、ネイティブにとって分かりやすかったんだと思います。

発音の練習はスポーツの練習に例えられると思います。ネイティブやネイティブのように喋れる人たちをプロとして、練習すれば誰でもプロになれるわけではありません。でも練習すれば全く練習していない人と比べて上手くできるようになります。見よう見まねで練習するより、ちゃんとやり方を習って練習する方が上達します。でも、やり方が分かっていても上手くできるとは限りません。毎日の練習を欠かさない人だけが、遅かれ早かれ上達していきます。それでもプロになれるとは限りません。

プロにならないとダメですか?そんなことは無いはず。野球でもテニスでもダンスでも、プロじゃなければ意味がないなんてことないですよね。プロほどじゃなくても上手い人は上手いし、誰でも練習すればある程度は上達するし、練習しない人は上達しない。発音も同じです。

ネイティブ並みの発音が習得できるのかと聞かれれば「難しい」と、でも正しい発音方法を練習し、コミュニケーションに問題の無いレベルまで上達していけるかと聞かれたら「絶対できる」、これが僕の答えです。

まとめ

英語の発音はとても難しいものですが、英語基礎力のうちの一つとして言われるぐらい、英語力の基礎となります。

練習せずに放置すればするほど取り返しのつかないほどの差になっていきます。逆に、スポーツのようにコツコツ練習を重ね、長い期間をかけてゆっくりと上達していけば、英語力全体の底上げにつながってきます。

【留学】30代半ばからの留学 まとめ8 英語文法について

次は英語基礎力(Vocabulary、Grammar、Pronunciation)のうちのGrammarについて書こうと思います。と言っても、大学受験期に勉強して以来そんなに意識して勉強することはありませんでした。

英語習得を目指す人はそんな人が多いんじゃなかろうかというのが僕の意見です。語学学校でも「日本人の英文法の知識は素晴らしい」という見方が一般的でした。

今回は「どの程度文法を知っていれば良いか」「留学先で勉強して気付いたこと」を書いてみたいと思います。

どの程度文法を知っていれば良いか

よく言われるのは「中学校程度の文法で良い」ということですが、大体その通りだと思います。

  • 肯定文、否定文、疑問文
  • 時制(現在、過去、未来)
  • 助動詞(can、must、have toなど)
  • 不定詞、動名詞
  • 関係代名詞

これらが分かっていればまあ十分でしょう。理解するかどうかより、覚えてパッと正しく使えるかが問題です。

しかし、そもそも日本人が英語を喋るときは文法よりも語順が大きな壁になってしまっていて、文法を意識するどころではありません。

文法よりまず語順

これはどういうことかと言うと、例えば南米などスペイン語圏から来た人は、スペイン語と英語の語順(主語→動詞→目的語という順番)が似ていることから、頭の中では単語を変換していくだけでそれっぽく喋れてしまいます(もちろん細かいところは間違ったりするんですが)。

それに対して日本語は、主語を省略したり、動詞は最後だったり、英語では文の最後に来るような単語を一番最初に説明したり(いつ、どこでなど)で、日本人にとって文の最初に何を言うべきなのか分からないし、1単語言えても次に何が繋がるのか一生懸命考えないと分からない。

言語のフレームワークそのものが全く違うので、学校の中で上位のクラスにいる日本人でもSpeakingはしどろもどろだったりします。

英語は語順で意味を伝える

主語→動詞→目的語という語順がちゃんとしてれば、文法が間違っていても伝わります。例えば「昨日は図書館に行った」を英語で言おうとして

I go to the library yesterday.

と言っても、誤解は生まれません。(ちなみにどこが間違っているか分かりますか?)

でも

(えーっと・・・昨日図書館に行ったから・・・)
Yesterday・・・

(図書館って何だっけ・・・)
library・・・

(行った!)
go!

なんて言うと、図書館に足が生えてどこかに行ったような感じに聞こえます。動詞の前は必ず主語なので語順が変わると意味が変わります。(このレベルであればギリギリ「こいつは昨日図書館に行ったのかな」と察してくれますが、libraryとgoの間が開いていると場合によっては命令文ととられて「え?俺に図書館に行けって言ってる・・・?ん?昨日?え?」となるかもしれません)

この語順に打ち勝つことが日本人にとってはなかなか難しいです。主語から考えればいいんだ!なんて簡単な話ではありません。我々にとって母語である日本語は、思考回路にも強烈に結びついているので、これを矯正するのは時間がかかります。

主語→動詞→目的語

これを毎日、毎時間、毎分、毎秒思い出してやっと意識できるようになるけど、「喋れるようになってきたー」なんて気を緩めると一気にぐちゃぐちゃになります。

実は語順は適当でもいい日本語

語順が違うのに加えて、日本語は順番にそこまでこだわらない言語でもあります。言語学者ではないので詳しくはないんですが、先の「昨日図書館に行った」という例文でも

  • 昨日図書館に行った
  • 図書館に昨日行った

という風に順番を変えることができます。これが「昨日本を返しに図書館に行った」となると

  • 昨日本を返しに図書館に行った
  • 本を返しに昨日図書館に行った
  • 昨日図書館に本を返しに行った
  • 図書館に昨日本を返しに行った
  • 昨日本を図書館に返しに行った(ちょっと文の構造が変わってますが・・・)

これらは全て同じことを指しますね。これは「を」とか「に」があるおかげで場所が適当でも役割がはっきりするからなんだそうです。

高校で習う文法とは

随分話が逸れました。とにかく語順が強敵で、文法は中学までの範囲でかなりカバーできるという話です。ここは英語解説ブログではないので細かい項目までは突っ込みません。

では高校で習った文法は何だったのか。あれだけわけの分からなかった分詞構文は無駄だったのかと言いたくなりますが、あれはあれで立派な英文法です。特に論文やニュース記事などフォーマルな英文を読むときに役に立ちます。

元々高校の英語は(言っちゃ悪いですが)大学入試を突破するための英語です。その大学入試では、大学での勉強に必要な英語を身に付けているかどうかを入試でテストします。大学の勉強に必要な英語とは、ずばり海外の論文を読むための英語です。修士や博士では論文執筆にも使います。

海外でそれができたらCambridgeではFCEの上位かCAE、IELTSでは6.5~7.0またはそれ以上のレベルです。語学学校ではIELTSで7.0なんか取ったら優秀生徒として掲示板に貼り出されます。

なので、上位クラスに上がって「今日は文法やるぞー」なんて言われても、中身は高校ですでに習ったものばかりだったりします。簡単だとは言いませんが、習ったことがあるので吸収は早かったりします。もし習った記憶が無ければ、フレッシュな気持ちで受ければいいだけです。

語学学校では文法を「使いこなす」練習を

自分が語学学校で、文法に関して意識したことは、「授業で習った文法を授業内と日常でしっかり使っていく」ということでした。

最初に書きましたが、文法は「使いこなす」ことが大事。そのための最初のステップは「下手くそでもいいから使うこと」です。理解できてても使わなければ使いこなすというレベルには達しません。

特に留学してからしばらくすると英語で喋ることに慣れて、難しい文法を使わなくても十分会話できたりします。その上授業で習う文法は「知っている」ので、練習の必要性は意外と感じにくかったりします。

なので「これまでは使わなくても良かったけど、これからは使っていく!」というつもりで練習することが大事です。

まとめ

日本人にとって、語学学校で習う文法は難しいものではありません。しかし、正しく「使いこなす」という意味ではしっかり練習しないといけません。授業で習ったことを積極的に会話に取り入れて、正しい文法を自然に言えるようにすることが一番の目標になります。

【留学】30代半ばからの留学 まとめ7 語彙力の伸ばし方

今日から英語の基礎力(Vocabulary、Grammar、Pronunciation)と4技能(Listening、Reading、Writing、Speaking)の勉強法について1つずつ書いていきます。

今日はVocabulary、つまり英単語の暗記についてです。基本は覚えるしかありませんが、どうやって覚えたかを振り返ってみました。

暗記とは

まず英単語に限らず、何かを覚える・暗記するとはどういうことでしょう。

それは「何も見ずに正しく言える・書ける・使える」です。

暗記が苦手だという人は多いと思いますが、そういう人は「すぐ忘れちゃう」から暗記が苦手だと思っていませんか?忘れることはとても自然なことです。自分もすぐ忘れます。人の名前なんか絶望的に覚えられません。

自分を含め、人間とは必ずいつかは忘れる生き物です。

でも、自分は暗記が得意です。学校でもVocabならタケシだ、と言われたぐらいです。なぜかというと、自分が暗記できたと確認できるまで何回も何回も繰り返し覚えたからです。

英単語が覚えられないというのは、覚えたかどうか確認せずに次に行ってるか、覚える前に諦めているからです。人間は必ず大量の英単語を覚えることができます。

ちなみにスピードはここでは問題にしていません。遅い人は遅いと思います。速める方法はありますが、かなり感覚的なアドバイスになるので、真似できるかはその人次第です。

単語を覚えるために

例えば20個の新しい単語に出会ったとします。すべての意味を辞書で調べたとしましょう。でもこの時点で覚えているのは最後の2~3個だと思います。

人間は忘れる生き物です。

すぐにもう一度意味を全て確認し直します。ぶつぶつ意味を呟きながら、またははっきりと頭に思い浮かべながら確認すると、5割ぐらいまでにはなるんじゃないでしょうか。先にも書きましたが、覚えるということは何も見ずに正しいことが言える・書ける・使えるです。しかし

人間は忘れる生き物です。

この流れを3回~4回繰り返さないと全部は覚えられないでしょう。そう書くと時間がかかりそうですが、20個ぐらいだったら10分もかければできるのではないでしょうか。先ほどスピードは問題にしないと書きましたが、さすがに20個の単語を4回覚え直すために1時間もかけたら、それは時間をかけすぎです。4周目にもなればほとんど時間をかける必要も無くなりますし。

とにかく全部覚えたとしましょう。何回も繰り返したのでしばらくは覚えているでしょう。しかし

人間は忘れる生き物です。

数時間後には全部覚えているか怪しいです。忘れるというのは無意識のうちに行われています。覚えているのか忘れているのか確認する方法は、何も見ずに言えたら覚えている、言えなかったら忘れている。これしかありません。なので覚えているかどうかを確認するために数時間後、または1日後にもう一度確認します。

そうこうしているうちにまた新しく20個の単語に出会ったとします。また意味を全部覚えたとして、前の20個は果たしてまだ覚えているのでしょうか。新しい知識が頭の中に入ってきて、前の物が追い出されていないでしょうか。

人間は忘れる生き物です。

今回の20個を3~4周して覚えたら前の20個も含めて、40個の覚えてるかどうかチェックをします。次の日は新しい20個と合わせて60個の単語チェック。次の日は80個、次は100個。どんどん増やします。

5日目には100個の単語チェックをするわけですが、1~20個目はさすがに何回も覚え直しているので時間はかかりません。下図の色の濃いところは時間がかかり、薄いところは時間がかからないとして見れば、量が5倍に増えたからと言って時間が5倍になるわけではありません。

ただそうは言ってもやっぱり単語チェックにかかる時間は少しずつ増えていき、最終的には1度にやりきれない量になってしまうので、そうなったら古い単語は数日~1週間に一度の頻度にします。

もちろん、単語チェックをしなくなれば少しずつ忘れていきます。そんなもんです。忘れることは避けられません。なので根気強く、何度も何度も覚えていきましょう。

自分は1日に200個ぐらいの単語チェックを毎日していました。200と言うのはバスに乗っている最中にできる限界量で、別に根拠があって区切っていたわけではありません。日によっては250だったり300だったり、逆に100個ぐらいしかチェックできない日もありました。

毎日続けるためには、絶対スマホを活用するべき

当然ですが、単語チェックを止めると忘れていきます。

なのでポイントは「絶対毎日続ける」です。

ではどうしたら毎日続けられるのかというと、毎日触っているスマホで単語を覚えていくしかありません。本で覚えられる人はそれでもいいですが、満員電車(オーストラリアだったら満員バス)だとしてもスマホは絶対ポケットから出しますよね。

スマホは絶対毎日見るんです。

なので、どんなアプリを使って覚えたのか紹介します。ちなみに自分はAndroidユーザーなので、iOSに同じアプリが無かったらごめんなさい。

日本に居た頃

留学前は「mikan」を使っていました。

https://play.google.com/store/apps/details?id=link.mikan.mikanandroid&hl=ja

ターゲット1900の単語セットをアプリ内で購入し、全部覚えました。どれぐらい時間をかけたのか分かりませんが、半年以上は使っていたと思います。

ちなみになぜターゲットなのかというと、そのころは高校で教師をしたので、生徒に英語も知っていることをアピールできたらかっこいいかな、という理由だけでした。まあそんなチャンスはほとんどなかったんですが。

ターゲットは思いっきり受験用の単語帳ですが、意外と留学後に役に立ちました。Cambridge英語検定対策コースに入った時に、ターゲットに出てきた単語がちょいちょい出てきて、「何でそんな単語知ってんの?」と日本人からもよく言われました。いや、ターゲットに出てたよ。

もう一つ、「シンプル単語帳」というアプリも使っていました。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sika524.android.tangocho&hl=ja

これは暗記カードをアプリ化したようなもので、覚えたいように覚えられるという点が良くて、mikanに出てこなかった単語や、フレーズで覚えたいときに重宝しました。

オーストラリアに渡ってからもしばらく使い続けていて、「後に不定詞・動名詞が続く動詞リスト」とか「句動詞オンリー」とかそういう風に使っていました。

欠点は入力の手間です。CSVファイルが読み込めるので、使いこなせる人ならある程度効率よく入力できるかと思うんですが、一般英語のAdvanceクラスに入った時に新しく出てくる単語量に追い付かなくなりました。

留学後に重宝したアプリ

辞書アプリの「Longman Dictionary English」は今のところ一番頼りにしているアプリです。

https://play.google.com/store/apps/details?id=dictionary.english.freeapptck&hl=ja

これは英英辞書として有名なものの1つで、他の有名な辞書も試しましたが、アプリとしてはこれが一番かなと思っています。自分はプレミアム版を購入しましたが、フリー版は広告が入ります。

カラフルで分かりやすく、発音が聞けるのはもちろん自分の発音チェックまでできます。さらに「Collocations」や「Thesaurus」もアプリ内で引けるのが便利です。単語ごとにメモが取れる機能もあって、どうしてもややこしい単語は日本語で意味を調べて、メモに日本語訳も保存していました。

中でも最強なのが、「My groups」機能で、調べた単語を登録することができ、後から簡単に見返すことができるというもの。履歴機能もあるんですが、同じ単語を何回も調べたり、覚え直すほどでもないちょっとした確認も履歴に残ってしまうので、履歴からMy groupsに登録するというのが便利です。

さらにお気に入り登録もできるんですが、これは自分は一度調べたものを全てお気に入りに登録して「前に一回見たよ」というサインとして使っています。My groupsに登録されているかどうかは画面上では分かりませんが、お気に入りに入っているかどうかは調べたときにすぐ分かります。

分からない単語に出会ったときにこの辞書アプリですぐに調べてすぐ登録しておくと、ほぼ手間はありません。登録した単語を毎日見返すことによって、出会った新しい単語はほぼ覚え尽くしていきました。

欠点としては「登録した順番にしか見返せない」のと「超遅い」です。

登録した順番にしか見返せないのは機能として当たり前なんですが、こうなると単語を見て思い出すというより、単語が登録されている順番で何となく意味を思い出してしまうんですよね。「これの次はこれ」「この辺りの単語はあの文章を読んだときに登録したから意味はこれのはずだ」みたいな感じで。

ランダムに見返せたら最高なんですが、それを追求するのは諦めました。とにかく大量の単語に出会って、とにかく覚えていけばデメリットと相殺されるかなと。

それとアプリがスマホのメモリを喰うのか、起動がやたら遅いです。起動後10秒フリーズしてからやっと操作を受け付ける感じです。それでも起動すれば普通に動くので、これも仕方なしとしています。

新しい単語の仕入れ方

単語帳というのはターゲット以外使ったことがなく、基本的には授業で出てきた単語、インターネット記事、テストのReading練習問題などで出会った単語を登録し続けていました。

単語帳で単語を勉強すると「これ本当に使うのか?」という疑念が湧いてきて、イマイチ頭の中に入ってきません。実際ターゲットで勉強していたときも、使いどころがイメージできない単語は覚えるのに苦労しました。

実際に読み物の中で出会った単語は確実に「使われています」。中にはマイナーすぎて一生に一度しか出会わんだろうという単語もあるんですが、自分で選別する術はないのでとにかく全部覚えています。

大量の単語を仕入れるためには大量に読めば良いです。Readingの練習にもなるし。

綴りはどうするのか

これは正直弱かった部分です。TOEICでは綴りは問われませんが、CambridgeやIELTSではWritingはもちろん、ReadingやListeningにも影響してきます。単語で答えろと言われると正しく書けないといけません。

自分は発音をちゃんと覚えることで、綴りをある程度カバーすることにしました。完全ではないにせよ、発音と綴りはある程度リンクしているので、不規則なものだけ意識して覚えるようにしていました。

少なくとも、書いて覚えるなんてことはしていません。時間がかかりすぎて他に手が回りません。

暗記速度の速め方

最後に暗記速度を速めるにはどうすればいいかについて触れます。それは「右脳を使って覚える」です。

これは別に新しいテクニックでも何でもなく、暗記が得意だと言っている人はほとんど似たようなことを言うと思います。

「意味をイメージして覚える」「場面を想像して覚える」などと言われますが、自分は見たものを写真を撮るようにして覚えることもあります。

例えば単語の意味を辞書で調べたとき、意味が説明されています。当然意味をイメージすることもあるんですが、その説明書きをそのまま写真を撮るような感じで頭に保存することもあります。思い出すときはその写真の中に写っている説明書きを読み返す感じです。

別に意識してやってるわけではないし、全部の単語をそうやって覚えることはできませんが、中には覚えてみたらそうなっちゃったということがあります。場面をイメージしにくい抽象的な単語に多いかもしれません。

とにかくこれは感覚的なテクニックで、「じゃあやってみましょう」と言ったところで全員が真似できるものではないと思います。やっていればだんだん分かってくるかもしれませんが、それよりも、遅くても速くても自分のペースで毎日続けたらいいと思います。

まとめ

とにかく繰り返し、とにかく毎日続ける。どんなスタイルなら毎日続くのかは人それぞれなので、自分のやり方が万人に通じるとは思っていませんが、何かの参考になれば幸いです。

時間をかけて覚えたものは揺らぎません。かける時間が長ければ長いほど、人には真似のできない力になります。逆に長い時間がかかるものだと思って焦らずにコツコツやっていくしかないですね。

【留学】30代半ばからの留学 まとめ6 留学生の一日・週末

今日からは留学に行ってからのことを書いていこうと思います。今日はざっくりと、大体1日がどんな流れなのかを書いてみます。後半では週末の休みに何していたのか書いてみようと思います。

留学生の一日

7時 起床~通学

ウチの学校では午前クラスを取っているときは学校が8:50に始まるので、7時ぐらいに起きて準備をして8時には家を出ます。時間があれば発音練習してから家を出ます。

自分はシェアハウスに住んでいたので、ハウスメイトがシャワーを使っていると待たないといけなかったりで、たまに遅刻します。

ちなみに家から学校はバスで通学していました。オーストラリアでは標準的な公共交通機関がバスです。鉄道網はそこまで網羅していないので、バスで直接シティまで出ます。大阪で言えば電車に乗らず直接バスで梅田や難波まで出てしまう感覚ですね。

シティにはスーパーもあるのでそこでお昼を買って学校に向かいます。

9時 授業開始

先ほど8:50に授業が始まると書きましたが、実際は15分の遅刻はセーフと見なされる(バスが結構時間に適当だから)ので、大体9時ぐらいに「そろそろ始めようか」となります。それまでは「How are you?」とか「How was your weekend?」とかで簡単な雑談をします。

ちなみにクラスは一般英語コースで15人前後で、それに対して先生1人です。Advance(最上位)クラスになると、そこまで上がってこれる人がなかなか居ないため、一桁になったりすることもあります。

国籍は日本、タイ、コロンビアが3大国籍として多数を占め、稀に台湾、韓国、スペイン、イタリアなどです。

8:50~1:15までを3セクションに分けて、授業を行います。同じ先生が1日ずっと担当します。月~水担当の先生と、木・金担当の先生の2人構成です。それぞれ宿題を出すので、それぞれの先生に提出します。

授業内容は先生によって全く変わります。ある先生はゲームやディスカッションなど、とにかく生徒にコミュニケーションさせることに重点を置く一方で、別の先生は文法を重視したりスピーチをさせるなど、とにかく先生の好みによって分かれます。先生が喋りまくって生徒は聞いてるだけ、なんてこともあります。そんな時は自分からどんどん発言していったりするんですが。

毎週何かしら(Reading、Listening、Writing、Speaking)のテストがあって、いつも4技能がどう変化してるのかをチェックされます。良好な成績を取り続けると上位のクラスに上がれます。

1時15分 昼休み

ウチの学校には食堂があったので、そこで買ってきたご飯を食べていました。

ここで文化の違いが出るのか、食堂でお昼を食べていたのは主に日本人で、タイ人やコロンビア人は外でご飯を食べるか、さっさとバイトに向かうかのどちらかでした。

ちなみに以前の記事でも書きましたが、ウチの学校は強烈なEnglish Only Policy(英語以外を喋ったら即停学)があるので、全員英語を喋ります。日本人同士でも問答無用で英語を喋ります。先生が見ていなくてもみんなちゃんと英語を喋ります。

2時 アクティビティ

放課後は無料のアクティビティに参加できます。月曜日はConversation、火曜日はWriting、水曜日は外に出て行って遊ぶ日、木曜日はVocabularyというような感じで曜日ごとに決まっていました。金曜日のアクティビティはお休みです。

時間は1時間(水曜日は2時間)で、自由参加。参加者リストに事前に名前を書いておくんですが、飛び入り参加でも問題はありません。

自分は積極的に参加しました。このアクティビティが他のクラスの人たちと仲良くなるいいチャンスで、英語を話したい自分にとっては活用しない手はありません。

3時~ 放課後

もう完全にフリーになりますが、自分は学校の図書室兼コンピュータールームでよく勉強していました。5時~6時ぐらいまで勉強して、晩ご飯の材料を買ってバスで帰ります。

もちろん勉強しない日もありました。買い物に出かけたり、クラスメイトの家に遊びに行ったりして、普通に学生生活をエンジョイしていたように思います。市立図書館でEnglish Conversation Groupというのがあったので、もっと喋る練習をしないと、と思った日はそこに参加していました。

7時~ 帰宅

家に帰ったら自炊です。慣れていない頃は妙に凝ったりして作り始めから片付け終わりまで3時間かかったりしてましたが、だんだん適当にシンプルに作るようになって最終的には1時間~1時間半で夕飯を終えるようになっていました。

ハウスメイトはほとんど日本人で、家では結構日本語を喋っていました。でも一番長く一緒に住んでいたのはDavidというコロンビア人で、彼とはもちろん英語で会話します。

リビングに集まったりすることはそんなに無く、食事を終えるとみんな自分の部屋に戻っていきます。これは、地元のTVを見ても英語が早すぎてみんな分からないし、それぞれの時間を楽しむんだったらそれぞれの部屋に戻った方がいいということで、ウチに限らずどこのシェアハウスでも起こっていることではないでしょうか。

ちなみに喋りたくなったら酒持って「飲もうぜ!」と声をかければ大体出てきます。飲みニケーションは万国共通言語です。

自分はテスト対策コースに居たころは家でも勉強していましたが、それ以外では家ではほとんど勉強しませんでした。晩ご飯と一緒にビールも飲んでたりしますし。

のんびりと過ごして12時~1時ぐらいに寝ます。

午後クラスを取っていた頃

午後クラスというのは主にテスト(Cambridge、IELTS)対策コースです。これは1:20~5:45の授業なので、朝ゆっくり起きて、10時ぐらいに学校に着き、2時間ぐらい勉強してから昼食を取り、授業を受け、終わったらすぐ買い物をして帰るという感じです。

のんびりして良さそうに見えますが、放課後のお楽しみタイムがほぼ無いので若干閉塞感を感じます。飲みに行ってもいいんですが、正直コストがかかるので毎日は行けません。

留学生の週末

上手く予定を立てないと、何もすることがありません。まあのんびり休めばいいんですが、自分は外に出ていきたいタイプなので、頑張って予定を立てていました。

趣味のスイングダンスが毎週日曜日夕方4時~6時に開催されていたので、それにはよく通いました。毎週バンドが生演奏してくれるので、地元の人もよく来ていました。

それ以外でよくやったのがバーベキューとドライブです。

バーベキュー

公園内にあるバーベキューマシン。完全無料、早い者勝ちです。しかしこういうマシンが至る所にあるので、困ることはありません。

オージーの代名詞とも言えるバーベキューは、公園に無料のバーベキューマシンが至る所にあるので、肉やその他の材料を持っていけばそれだけでできます。マシンの掃除はある程度でよく、最終的には公園を管理する職員がキレイにしてくれます。

この手軽さのせいで「オーストラリア人はみんなバーベキュー好き」という印象を持たれるんだと思いますが、オージーとか関係なくそこに住む人はみんなバーベキューの虜になります。

オーストラリアでは屋外でお酒を飲むことは違法なんですが、ごく限られた指定エリアでは屋外でもお酒を飲むことができます。もちろん、バーベキューをするときは必ずそこに行きます。

主催者によって色々ですが、自分が主催するときは昼の2時に始めて、7時~8時ぐらいまでやってました。みんな遅れて来たり早く帰ったりで割とメンバーが入れ替わって、ずっと居ても飽きません。

ポータブルスピーカー持って行って音楽流せば最高です。もう一度やりたいです。

ドライブ

バーベキューに飽きたら次の選択肢はレンタカーを借りてドライブです。人数集めて割り勘にすれば一人30ドル~40ドルほどで借りれます。

行き先は国立公園やビーチです。オーストラリアは自然が美しく道も広いので、ただ走ってるだけで楽しいです。もちろん目的地に着いてからも楽しめました。

田舎道を走れば牛、馬、羊、山羊が普通に見れます。運が良ければカンガルーも見れるんじゃないでしょうか。道路に飛び出してくるととても危ないので、「わぁ、カンガルーだ!」ではなく「危なっ!」なんですが。

山の方に行けば所々に「ルックアウト」という絶景が見れるポイントがあるんですが、本当にきれいです。

Lamington National Parkで撮影
Tambourine Mountainで撮影

ビーチに行けば、もちろん海ですよ。

Noosa Headsにて撮影

泳いで、飯食って、泳いで、夕焼け(山の方に沈む)見て、飯食って帰る。それだけなんですが、これがまた楽しい。

まとめ

日常は学校と家の往復です。お金をセーブしようとすると余計にそうなります。また勉強もしないといけないため、遊んでばっかりではいられません。

ただ、月に1回、多いときは2回はこうして遊びに出かけたりしました。仲間と集まるのは本当に楽しかったです。

【留学】30代半ばからの留学 まとめ5 要る物・要らない物

準備編の最後として、日本から持って行ったもので本当に良かった・実は要らなかったなと思ったものを紹介しようと思います。また、どれぐらい持っていくべきかについても触れていきます。

基本的には「留学 持ち物」で検索すれば、必要な物リストがたくさん出てくると思いますので、そちらを参考にしてもらって、それに加える形で実体験を交えて書いていこうと思います。

ちなみに自分は男であり、目はものすごくいいので、化粧品やコンタクトレンズ関係は省きます。

絶対あった方がいいと強く確信するもの

  • 包丁
  • 文房具(特にジェットストリーム)
  • 日本の運転免許

包丁

これは是非オススメしたい持ち物です。オーストラリアでももちろん包丁は売っていますが、日本製の包丁の切れ味は段違いです。特に気合を入れて特別なものを用意する必要はなく、自分は近くのホームセンターで適当に買った包丁を持っていきましたが、それでもやはり全然違いました。

オーストラリアの外食は高いので、なるべくなら自炊したいところ。包丁の切れ味が良いと料理もはかどります。

文房具(特にジェットストリーム)

日本でも大人気のジェットストリームですが、海外に行くと手に入らない可能性があります。オーストラリアでは売っていましたが、基本的に高いのと、替え芯は全く売っていなかったので、たくさん持って行って良かったと思いました。そんなにかさばらないので、大量に持って行っても大丈夫。

文房具なんて何でもいいよ、と思う人は逆に要らないかもしれませんが、自分の周りで留学に行くという人がいたら餞別として絶対渡してあげたいです。

日本の運転免許

国際運転免許証ではありません。実際の免許証です。一応、国際運転免許証を持っていけば海外でも運転できるんですが、自分は免許証を日本大使館に持って行って英訳を作ってもらって、それをオーストラリアの交通局みたいな役所に持って行って、現地の運転免許を発行しました。

日本の有効な免許証があれば、テスト無しで現地の運転免許を発行してもらえます。これは運転に使うだけではなく、身分証明書としても使えるのが本当にありがたかったです。

現地の運転免許証が無ければ、使える身分証明書はパスポートのみです。飲みに行ったときによく確認されます。学校終わりに「飲みに行こうぜー」ってなるかもしれないので、常に持ち歩いているという人は結構いましたが、パスポートを常に持ち歩くって怖くないですか?

パスポートを無くした場合、自分を証明する手段が無くなるというのは結構な恐怖です。そして飲みに行けば必ず見せる必要がある。無くさない自信がある人も、酔った場合も大丈夫ですかと言われるとうーんとなってしまうかもしれない。

現地の運転免許だけを持ち歩いて、パスポートと日本の運転免許は家に大事に仕舞っておけば、最悪無くしても再発行可能です。英訳を再度作ってもらえば運転もできるし。

ちなみに今調べたら、パスポート再発行は「戸籍謄本か本籍地が記載された住民票」が必要なんですね。留学前に取得して無かったらどうするんでしょうか。

あって良かったなーと思った物

  • 折り畳み傘
  • ガイドブック「地球の歩き方」
  • SIMフリースマホ
  • ポケットティッシュ(柔らかいもの)
  • 洗濯紐
  • ユニクロのウィンドブレーカー・ダウン

折り畳み傘

オーストラリア、特にブリスベンでは雨がそんなにしょっちゅうは降りません。夏はよく降りますが、それ以外の季節で1日中降っているということは稀です。でも、短時間なら時々降ったりします。

朝降ってなくて夕方帰る頃に降る、またはその逆。はい、普通の傘ならどこかに置き忘れるやつですね。そんなことない人ならいいんですが、自分は確実に置き忘れるタイプなので、日本のコンビニに売っている、水漏れしないカバー付きの折り畳み傘を重宝しました。

使った後はカバーに入れて必ず鞄の中に仕舞うようにしていたので、どこかに置き忘れるということはほとんどありませんでした。(1年間で1度だけUberの中に置き忘れましたが、2本持って行っていたので何とかなりました)

ガイドブック「地球の歩き方」

通称「黄色い本」。持ってるだけで日本人だと特定されて、一部では危険だともされているガイドブックです。(オーストラリアはそこまで治安が悪くないので大丈夫です)

後述しますが、日本から持って行った本は全く読みませんでした。その中でも「地球の歩き方」は手に取ったし、実際ドライブの計画を立てる時には役に立ちました。インターネットでも情報は収集できるんですが、パラパラっとめくってざっと見れるのは楽でした。

まあそこまで必須というものではないけど、日本から持っていく本としては唯一これだけオススメです。

SIMフリースマホ

現地でSIMカードを買ってスマホに突っ込むと使えます。日本のように店頭で契約して、なんて面倒な手続きはありません。コンビニでもスーパーでもSIMカード売ってます。自分はネット販売のcatch.com.auの1年用SIMカードを買いました。半額セールをやっていたので400GBが205AUDでした。1ヶ月1500円程度で30GBほど使えて、おそらくオーストラリアで帰るSIMカードの最安値だと思います。

最近ではSIMフリースマホは普通になってきたかなとは思うんですが、まだ大手キャリアのスマホを使っている人はSIMロック解除するか、新たにSIMフリースマホを調達しておきましょう。

ポケットティッシュ(柔らかいもの)

いわゆる鼻セレブとかそういう系です。自分は鼻炎を持っているので、たまに鼻が爆発するかと思うぐらいくしゃみ・鼻水が出て、柔らかいティッシュに助けられました。柔らかティッシュは日本独特のものなので、困っても海外で買うことはできません。

薬はどの持ち物リストを見ても載っていますが、鼻炎持ちはティッシュにも気を配りましょう。

洗濯紐

部屋の中で洗濯物が干せるようにするヒモです。ホームセンターとかに売ってます。これがあれば雨の日でも洗濯物が干せます。ただし、現地でも売ってると思うので必須かと言われれば微妙。便利だし、かさばらないので、もし持ってたらスーツケースに入れておきましょう。

ユニクロのウィンドブレーカー・ダウン

これも現地で買えたので必須かと言われるとそうでもないんですが、オーストラリアは暑がりが多いのか、男の自分でも信じられないぐらいバスとかレストランとかキンキンに冷やします。

ユニクロ製品はよくできていて、かさばらないという点が最高でした。真夏でも常に鞄にウィンドブレーカーを入れていましたし、冬もダウンがあれば何とか過ごせました。

そんなに要らなかったなと思う物

  • 念のためと言って持って行った本(「地球の歩き方」以外)
  • スーツ
  • 現金
  • 国際運転免許証
  • 電子辞書
  • 電源タップ
  • インスタントの日本食

念のためと言って持って行った本(「地球の歩き方」以外)

日本から持って行った本は基本的に読みませんでした。英語勉強系の本は、学校の教科書+ネットの情報で十分(唯一発音系の本「英語耳」だけは読みましたが、これは日本に居る時からすでに習慣的に使っていたので、念のためではなく確実に必須でした)。

むしろ英語に囲まれに行っているのに、日本語で、しかも本から情報を仕入れてどうするんだと後から気付きました。

「ひょっとすると向こうで勉強するかも・・・」

しません。勉強すべきことは全部学校が提供してくれます。IELTSは図書館に行けば対策本が大量にあります。

スーツ

「ひょっとしたらフォーマルなパーティーに必要かも・・・」

そんなパーティーに参加する機会はありません。

そもそも日本でもスーツを着ないと参加できないパーティーって何だと言われると、結婚式ぐらいしか思いつきませんが、結婚式に来ていくようなフォーマルなスーツをスーツケースに押し込んだり、段ボールに詰め込んで送ろうなんてしたくありません。

それに現地に家族や数年来の親友がいるならともかく、そうじゃない関係性で結婚式に招待されることはありません。

自分はスイングダンスという社交ダンスの一種を趣味としていて、ごく稀にドレスコードが設定されているイベントが開催されますが、厳しくても「スマートカジュアル(ちょっとキレイめの服)」程度でしたし、うっかりTシャツ・ジーパンで行っても誰も気にしませんでした。

現金

使うことはほぼありません。クレジットカードが全てです。

稀にクラスメイト同士でバーベキューをしたとき、費用の支払いで便利な時はありますが、オーストラリアでは銀行間送金の手数料がタダなので、オンラインで支払うこともできます。

出発するときに空港で8000円ほどをAUDに両替しようとしたら、見送りに来ていた彼女が恐れおののいて「もっと持っとけ」と追加で渡してくれましたが、結果的に現金は減るどころか、増えて帰ってきました。

※お金が儲かったという話ではありません。

国際運転免許証

上述の通り、現地で運転免許証を発行したので必要ありませんでした。オーストラリア以外の国だったら必要になるかもしれませんね。

電子辞書

これは英語の勉強法について書く時に触れようかと思いますが、元々は持っていませんでした。買おうかどうか迷った時もありましたが、結果的には無くて良かったと思っています。

今の時代全てスマホでできます。むしろ勉強にはスマホの方が有利です。電子辞書は全くオススメしません。

電源タップ

いわゆる延長コードみたいなやつですが、使われているケーブルがどれくらいの電圧まで耐えられるかチェックしないといけません。

オーストラリアでは電源は200Vと日本より高圧なので、日本で使われている製品のほとんどは適合しません。ちなみに、電化製品本体が200VまでOKとなっていても、その製品と電源をつなぐ電源ケーブルに100V用の物が使われていたりします。(唯一Surface Pro 4のケーブルだけ200VでもOKという確認が取れましたが、それ以外はことごとくダメでした)

変換プラグに変圧機能はありません。変換プラグで日本式のコンセントを挿せるようにしたとしても、流れる電圧は高いままです。

留学中に電圧の違いでケーブルが発火したという話は聞いたことがありませんが、問題がないという保証にはならないので気を付けましょう。

インスタントの日本食

味噌汁・ごはん・日本のカレーなどは現地のアジアンショップで売っています。カップラーメンはブランドに強いこだわりがあれば別ですが、基本的にこれも売っています。さみしくなればいつでも買いに行けます。

荷物の量

荷物はまとめ始めるとアレコレ入れたくなってしまって、最終的にはスーツケースに入らなくなって、郵便で送ることも考え始めたりします。

実際自分も郵送しましたが、上記のような要らないものもあったりして、帰ってくるときは郵送せずにスーツケース1つと大きい鞄1つに詰め込んで帰ってきました。余ったものはハウスメイトにあげました。

理想はスーツケース2つです。JALかANAを使えばちょうどスーツケース2つまでなら預け入れることができます。足りない物は現地で買いましょう。オーストラリアは物価が高いですが、日本から送る輸送費(往復)も考えると、日本で準備して送るのが安いか現地で買うのが安いのかは微妙なところです。スーツケースに収まれば、輸送費無しで運ぶことができます。

ずばり

  • 服は夏用・冬用・下着それぞれ4日分まで(3日ごとに洗濯すれば回るし、それ以上洗濯物を溜めると洗濯が大変、ホームステイするならホストファミリーに何日ごとに洗濯するか確認)
  • パジャマ・部屋着は毎日洗濯しないなら2日分、洗濯するなら4日分
  • 靴は普段の物は履いていき、雨用のものだけ詰める
  • タオルは8枚(毎日のシャワー+夏の汗拭き)
  • 普段服用している薬はなるべく多く、めったに使わない物は現地調達

として、後は1点もの(持っていくか持って行かないかの2択)を選別していけばいいかと思います。

行くときはスカスカでも構いません。どうせ現地で色々買います。そしてスーツケースに余裕があれば買ったものを持って帰ってくることができるし、いい思い出になります。

まとめ

生活スタイルや自身のこだわりにより、必須かどうかは色々違ってくるかと思いますが、「包丁」「ジェットストリーム」「運転免許証」は特にオススメしたいものです。

それ以外は大体現地で調達できるし、せっかく留学に行くんだから「困ったらどうしよう」と不安になるより、現地のスタイルに合わせて生活してみてはどうでしょう。

【留学】30代半ばからの留学 まとめ4 ビザ

留学生にとって常について回るビザの問題。自分もあまり詳しくないのですが、ざっくりと説明していきたいと思います。

ちなみにオーストラリアの法律(特にビザ関係)は本当によく変わるので、最新情報は留学エージェントに問い合わせるか、自分でオーストラリア政府のHPでチェックしてください。

ビザについて

海外旅行をする人だったら良く知っていると思いますが、基本的には誰でも自由に国の行き来ができる、というわけではありません。その国に入るには査証(ビザ)という許可証が必要です。

日本は世界で信頼されているので、多くの国では、空港でパスポートを見せただけで「日本人なら入っていいよ」とポンとハンコを押され入国を許可されることになります。これが「ビザ無しで行ける」という意味です。この場合、このハンコがビザになります。

オーストラリアの場合は、観光目的であっても事前にオーストラリア政府に申請してオンラインで観光ビザを発行してもらうことになります。この場合は、オーストラリアの空港でパスポートを見せたときに、職員がデータベースにアクセスして「この人はちゃんとビザの申請しているのか?」と確認することになると思います。職員じゃないので分かりませんが、入国審査はなんとなくそんな雰囲気です。

ビザが無いとその国に入れないのと、ビザには有効期限が設定されていて、期限を過ぎてその国に滞在すると「不法滞在」となり、強制退去・次回以降のビザの発行が困難になるなどの措置が取られます。

ビザの種類(オーストラリアの場合)

オーストラリアの場合、ビザの区分が多すぎて移民弁護士でないと詳細まで把握することは不可能です。ここでは、大体の人が何となく知識として共有している、ざっくりとした認識で紹介します。

  • 観光ビザ(有効期限3か月、就労不可)
  • ワーキングホリデービザ(30代では取得不可能、有効期限1年)
  • 学生ビザ(学校の入学許可証が必要、学校の期間中有効、時間の制約付きで就労可)
  • 就労ビザ(企業の「この人じゃないとダメです」的な証明が必要、転職不可)
  • 永住ビザ(後述)

観光ビザ

先ほど説明したように、観光目的のビザです。最大約3か月滞在することができます。就労は禁止されています。申請自体は簡単で、オンラインでできますし、申請代行業者に頼むこともできます。

ちなみに政府の公式HPから申請するより、代行業者に頼む方がちょっとだけ安くなったりします。これは、申請自体はタダなんだけど、政府が公式に採用しているオンライン申請システムを管理する業者が手数料を取っていて、政府非公式の業者に頼むと手数料も違う、ということになります。それでもちゃんと申請はできます。

ワーキングホリデービザ

31歳以上の人は年齢制限に引っかかるのでこれは取れません。一応聞いた話では

  • 語学学校に通うことはできるけど、期間に制限がある
  • 働かないといけない
  • 特定の産業(多くは農業)に何ヶ月か従事してそのことを証明できれば、有効期限が1年または2年追加される(通称セカンド・サードビザ)

語学学校の中には数か月英語を学んでから働くという人も結構いました。30歳ちょうどの人も申請はできるそうです。

学生ビザ

留学目的ならこれです。取得の大まかな流れとしては(語学)学校に入学手続き→費用振り込み→入学許可証取得→学生ビザの申請→審査→受理となります。

学生ビザの申請が入学許可発行後でないとできないので、「学校にお金も振り込んだのに審査によっては後から政府から拒否されるかもしれないの!?」と思うかもしれません。

これは勝手な想像ですが、学生としてオーストラリアに入国する場合、基本的にはオーストラリアにお金を落とすことになるので、経済面では歓迎です。ただし、学校卒業後不法滞在されると困るので、ちゃんと「純粋な目的で、数か月から数年程度の短期の滞在である」ということを確認するために審査しているんだと思います。

実際、学生ビザ申請には自分のプロフィールと同時にGTE(Genuine Temporary Entrant)という英文のレターを提出しなければならず、なぜオーストラリアなのか、なぜその学校を選んだのか、勉強してから母国でどうするつもりか、などをきっちり書かないといけません。全部英語で。

ここが一番留学エージェントに頼りたい部分です。書くのは自分ですが、書いたものを見てもらって足りない部分を指摘してもらうようにすれば、審査に通過しやすくなると思います。

自分の場合はエージェントのアドバイスに従って書いて出したら数日で学生ビザが発行されましたが、場合によっては数か月かかることもあるそうです。

GTEの書き方は各自で調べてください。30代で留学を決意した人なら色々考えての決断ですから、書く内容に困ることは無いと思います。ただ、何を重点的にアピールするのかは書き方をきちんと参考にしましょう。

申請料は620AUDだそうです。自分の時、そんなしたかな?値上がりしたのかな?

ちなみに学生ビザの場合

  • 学校の出席率が80%を切ると、政府に報告され、最悪の場合ビザ取消
  • 就労は2週間で40時間以内なら可能

という制限が付きます。

就労ビザ

これは現地企業にスポンサーとなってもらうことで申請ができるビザで、特殊な事情が無い限りこれを目指すのは難しいと思います。

よく聞いた話では、4年制大学に留学した人が卒業後に大学卒業ビザ(2年間有効)を取得して就職活動をし、雇われた企業に「お前はわが社に必要だ」と認められてようやく辿り着くというものでした。

スポンサーになる企業側にもいろいろ条件が付くみたいなので、そう簡単に頼めるものでもないみたいです。よく分かりませんが。

「その会社に必要なのでビザを発給する」というスタイルなので、その会社を辞めてしまえばビザの効力は失われます。

永住ビザ

これは特に複雑な条件で、とにかく訳が分かりません。ただ、もしあなたが30代で、大学または大学院を出ており、独身で、英語力(IELTSなら全セクション6.0以上)があり、オーストラリアが募集する特定の業種に8年以上在籍していれば、永住ビザが発給されるかもしれません。

正確に言えば永住というか、有効期限5年の技術独立ビザというやつなんですが、3年住めば永住ビザの申請ができるみたいなので、これが取れたら実質永住権ゲットですね。

30代だったらひょっとしたら満たせる基準ではないかと思うんですが、この「オーストラリアが募集する特定の業種」である必要があるので、これに入っていなかったら無理です。どんな業種が募集されているのかは結構多岐に渡るので気になる人は調べてください。

まとめ

永住ビザを持っていればほとんどビザのことを気にせずオーストラリアで生活することができます。逆に言えば、永住ビザ以外でオーストラリアに入国した人は常にビザのことを気にして生活する必要があります。ビザの効力が切れれば不法滞在、つまり犯罪です。

30代からの留学なら、3ヶ月以内の短期でない限りは学生ビザになります。バイト程度の就労しかできないので、生活資金は(留学から帰ってきて暫くのことも考えて)しっかり用意しておく必要があります。

また、ビザの有効期限や学校の出席率など、ビザの要件はしっかり把握し、ビザ取消にならないように注意を払いながら生活する必要があります。